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第10話

<オープニング>
ME(1)「回想」 フェニットー (高飛車に)ぐわーはっはっは。暴君怪獣タイラント、攻撃せよ!
フラウアー ・・・って、え?(目をぱちぱちさせる)
???? スクロール・ウェイブ!
インフィニトゥー (いつもの悲鳴)うわぁぁあーーーっ!
SE[超大爆発を起こし、空間がゆがむ]
SE[歪みつつ髑髏雲が発生] フラウアー ・・・何でこーなるのよーー?
フェニットー さ、さあ・・・??
ドゥーイン でもあの技、どこかで見たことがあるような気がするネン。
SE[ヤマタノオロカブ出現] ヤマタノオロカブ オーロッカ、ブゴォーーーッ!
SE[炎でこんがり焼かれる] フェニットー (悲しき突っ込み)・・・さらに追い打ちかける〜〜。
SE[頭3がオセワブタに変化] オセワブタ 余計ィーナコト、センワッ!
ナレーター といったとこまでが前回の部分ですが、引きが違うと言わないでね。言っちゃやーよ、視聴者(リスナー)のイケズ。
ともかく、「時の海」という時空間の中で、幾つかの複線を張ることで我らが史大ナビカセカタマンを葬らんとする三悪・インフィニトゥーだったが、何が何かわからぬまま三悪の搭乗メカが爆発してしまったのだ。
融合メカの設計ミスだったのか、何者かがスクロールウェイブを放ったのが原因なのか・・・。
さてさて、続きをどーぞ。
ME(2)「アイキャッチ」 三方洋子 タイムボカン伝説、ぴえろ魔法史学航・史大ナビカセカタマン第10話「降臨アニメの大王!流離野MASAの異変」
     
<SCENE1・時の海の中>
ME(3)「謎が謎を呼ぶ」
SE[次々瓦礫が崩れて来て、一つが命中。] ドゥーイン ・・・い、一体何故───あだっ!
ナレーター とか言ってる間に、アンタ等後ろ見なさい、後ろ。
フラウアー (とぼけて)・・・は、後ろ────?
(笑いながら)オーホホホ、後ろなんか見てどーしろって言うのよ。
ME(4)「うしろ指さされ組」 フェニットー もしかして、♪ラヴミっ、うーーしろゆーびっっ!ホゥミィ、さーされぐぐぐぐぐ☆
SE[超落雷の突っ込み] ゲキガスキー (時空間中に響き渡る)くだらんこと言うな・・・・・・!それ以上言うと著作憲法に引っ掛かるのだがな。
ナビカセカタマン (半分怒りつつ)だ、誰よ。前回から聞こえるその声はっ!
ドゥーイン (恐れおののき)げ。ゲキガ・・・もがっ!
SE[ドゥーインの口を抑える] フェニットー ななな、ナビカセカタマンのいる前でなんてこと言うのよ、あんたは。
ME(5)「暗躍」
SE[時空間中にオーロラが立ち始める] ゲキガスキー まあよい。今回から特別に、そなた達・史大ナビカセカタマンとやらにも、余の姿を見せてやるだべぇ・・・・・・!!
インフィニトゥー そ、それは本当ですか?
ナレーター とか言っている間にも、インフィニトゥーの背後でオーロラが立ち込められていた・・・。
それが、今その数秒間のうちにオーロラが靄上に変化、具現化しつつ・・・ついに、ついに彼ら銀河神風カイシンガーや史大ナビカセカタマン達の眼前へ現そうとしていた・・・。
SE[時空間が超魔力で暴発] フェニットー (言い直しつつ、大威張りで)くっくっくっ・・・・・!そうならそうと、そなたら控えよ。我らが君主・ゲキガスキーさまがお見えになられるぞ。
ナビカセカタマン ゲ・・・ゲキガスキー・・・?
SE[魔力の反発で時空間が歪む] フラウアー (偉そうに)そのとおりよ。私たちを指揮してくださる、それは偉いお方よ。
     
<SCENE2・2016年明学園学園長室>
ME(6)「襲い来る者」 学園長 (驚いて)な、何・・・!?
三蔵法子 (同じく)ゲ、ゲキガスキーですって?
猪尾八ッ男 な、何であの男が───
ナレーター (緊迫感)・・・・思わぬ方向に、私ナレーターも驚きのあまりに声を出すのを忘れるところでした。原作者の思いつきにしろ、何たる展開。
風水コンピューターをホストに当て、ビデオカメラ経由で大画面に映して見ながら見守っている、学園長と二組のトリオたちにも伝わっていたのだ。
ヤンヤン あららら、「王道復古」以来だねえ。
孫田空作 (驚愕のあまりに口出す)そんな事言ってる場合じゃないよ。このままじゃ・・・圧倒的に不利だ。負けちゃうよ。
ダサイネン (二枚目に変身して顎に手をやり)・・・確かにな。だが、さっきのを見たか?
ヤンヤン & 空作 え?
ダサイネン (二枚目のまま)あの、三悪を一気に伏したあの技・・・
サーゴ浄 (うなずいて)あれは、間違いなく史大ナビカセカタマン2号のスクロールウェイブだ。
学園長 そういや・・・なくなった筈の4話以後で、彼の葬式をやっていなかったな。
三蔵法子 (突っ込み)なんていい加減な学校なの??
トンメンタン ワイにも台詞くれーー!
     
<SCENE3・時の海の中>
ME(6)「(〜続いている)」 ナレーター 言われてみればそのとおりだ。・・・ってことは、奴の復活を意味しているのか?
ゲキガスキー ・・・・・・インフィニトゥーよ・・・・!
まさかそなた達がここまでやるとは思っていなかったぞ・・・・!
インフィニトゥー ははぁーー!
ゲキガスキー ・・・それに比べて、そのインフィニトゥーに歯向かい、ここまでコケにしたやつを見たくてなぁ・・・・・・ふっふっ・・・・・・!!(冷静にあざ笑う)
ナビカセカタマン あなたが、インフィニトゥーを指揮していたの?
ゲキガスキー ・・・「その通りだ」と言ったら・・・・どうするつもりかね・・・?
ナビカセカタマン (怒鳴り口調)あなたを倒すまでよっ!MA・・・MASAをぉっ!
ゲキガスキー (あくまでも冷静)まあ待て・・・。
SE[凍てつく波動] ナレーター ───とばかりに、手を軽くナビカセカタマンに向けるやいなや・・・その手より強烈な冷気が迸った!
そして────
     
<SCENE4・カイシンガー内部>
ME(6)「(〜続いている)」 三方洋子 (焦り)・・・巨、巨大化が解けて・・・
SE[喧嘩が止む] 花園ユーミ (驚くあまりに)元の変身前に戻った?
ナレーター あらあら、まだ喧嘩してたの?
まー、舞とユーミったら服をボロボロに、頭はボサボサのクシャクシャ、顔や腕とか傷だらけにしちゃって。美女が台無しですよお二人さん、ファンが泣くぞ。
香月久美 そうよ、まったく・・・。
SE[耳を引っ張りあげて] 香月 明 そういう姉ちゃんだって・・・あてて。
     
<SCENE5・時の海>
ME(6)「(〜続いている)」 ゲキガスキー 御覧の通り、余はそなたを殺そうと思えば、いつでも殺せる・・・確かに、MASAをな・・・!
だが・・
SE[指をぱちんと鳴らす]
フラウアー そういうことさ・・・
ドゥーイン 先ほどの音は、ゲキガスキーさまのお得意技、「時元変更指鳴らし」や。解説すると───
フェニットー 回想のお楽しみってことよ。
よいこの皆さん、冷静によく効いて頂戴ね。ステレオ壊しちゃだめよ。
     
<SCENE6・回想シーン「第4話、<SCENE7・舞台上>」より>
ME(7)「緊張感漂う」 流離野MASA 何だ、おまえは。
影津野MAI あなたが騒ぎの張本人ね。
さあ、おとなしくナイフを渡すのよ。警察に行きたく―――
後藤俊介 いやだ、舞、舞だけは渡せない。
影津野MAI ナイフを渡しなさいって言ってるの。
流離野MASA 自分が今この場でやっていることが分ってるのか!?
後藤俊介 わかってるさ、流離野MASA、いや・・・史大ナビカセカタマン2号こと山本正之。
でも、今おまえがやっていることすら分らない。何故おまえは舞を受け取ったんだ。そして、著名な人間になりたいならまずは名簿などに登録する・・・がしていない、その上、平気で宗教批評をしておきながら穏便にしようとする・・・
影津野MAI MASAの暴言は許さないわ
流離野MASA まあ待て、MAI。言いたいのはそのことか?
それに僕は、史大ナビカセカタマンじゃないんだけど・・・それなりの―――
SE[ナイフをMASAに突き刺す]
後藤俊介 俺には許せないんだ、許してくれ、MASA・・・
SE[スロー;ナイフが刺さっていく]
     
<SCENE7・1999年ロスアンジェルス郊外>
ME(7)「(〜続いて)」
SE[回想から時代を戻して] ゲキガスキー と、ここまでがあの時だったが、覚えておろう。・・・ナビカセカタマン、いや、影津野MAIよ・・・。
ドゥーイン (素っ頓狂に)影津野・・・
フェニットー (同じく)MAI───!?
影津野MAI (驚き)何故、私の名前を─────
ゲキガスキー ......さあな。だが───奴の死体すら見てないというのは気になるが。
????? (突っ込む)あたりまえだ。私は死んでないんだからなぁ・・・。
影津野MAI この声、やっぱり・・・
ナレーター そう、これほどとろくて甘いヴォイスは───
????? 「とろくて」じゃなくて「蕩ける」だみりん。
フェニットー (恐る恐る)・・・ってことはやっぱり・・・。
フラウアー わかってはいるけど、名を名乗れぃ!
流離野MASA (高笑い)ふは、ふはは、ふはははははははは・・・・・・!!
・・・ある時は魅惑魅了の作曲家、またある時は最高の舞台演出家。 そしてまたある時は、カラオケ店舗“ヒアキントス”のバイトボーイの傍ら、宋明学園での音楽・現国教師。 しかしてその実態は、愛とヴォーカルの戦士・絶唱カラオケマン!!
SE[カラオケ転身]
ME(8)「絶勝カラオケマン」
ナレーター 説明しよう!彼の名は流離野MASA。 一応第3話でも触れたよう、彼はカラオケ会の護り神・絶唱カラオケマンでもあるのだ。その言い分には───
絶唱カラオケマン ───この世にカラオケがある限り、私は現れる。
ナレーター ・・・と、言うわけなの。
     
<SCENE8・2016年宋明学園学園長室>
ME(8)「(〜続いている)」
サーゴ浄 やっぱり生きてたんだ。
猪尾八ッ男 (不思議そうに)でも、どーやって?
孫田空作 そうだよ、一体どーやってあの時の狭間に入り込んで───、あの技を放てたことも余りにおかしい。
ダサイネン (叫ぶ)あーー!ソレ空作、私の台詞とったーー!
ヤンヤン 本当かい?
ダサイネン そーですよ。本当ならそこで2枚目に変身して───
ヤンヤン そんなこと説明しないのっ!────事態を考えなさいっ
三蔵法子 でも、生きてたにしても、どーしてこの学園に戻ってこないのかしら。
学園長 おそらく、インフィニトゥーの居所、正体・・・・そして背後についているものの謎を追いつづけていたのだろう。
SE[手をポンとたたく] サーゴ浄 あ、成程。
猪尾八ッ男 ・・・でも、何故そのことを?
学園長 実は、あのGagHistorist Entetainmentの者達に頼まれていた。一話冒頭にいきなり登場して以来、簡単な説明しかなかったので・・・
ダサイネン (2枚目で)成程。奴らの目的などを知り、伝えるのではなく、彼らナビカセカタマンに直に知ってもらうためにか・・・なかなか粋なことをするな。
で、そのやり方を教えたのが────
ナレーター と言いたい所ですけど、その続きは次のシーンでしてもらいましょう。
ダサイネン そう、これから書くシーンに続くのよ。これがホントの核心・・・・なんちゃって。
SE[猛吹雪が押し寄せる] 空作、学園長 & トリオ2組 さ、寒い・・・
SE[氷のように固まる] かっちーーぃん!
     
<SCENE9・1999年ロスアンジェルス郊外>
SE[風が舞いつづける]
流離野MASA ・・・・・確かに、私には殺されるように見えたんだ。あの者の目は────!
ゲキガスキー そこまでは私も計算していた。だが、まさかあいつが刺す前に正気に戻り、刺す振りをして───それを利用して逆に時空間に送り込む術を実行しようとはな・・・・・・!!。
影津野MAI (不思議そうに慌てる)は、話が見えない・・・・・・!
ドゥーイン さすがのワイでもわかりまへん。
フェニットー (相槌を打ち)ツ、ツ!(フラウアーの方を向いて)まーだわからないんですか?
フラウアー なによ、フェニットーは分かったっていうの?
フェニットー 簡単なことですよ。
魂だけなら時間の概念が無いわけで、体を仮死状態に持っていけば、一瞬にして臨死体験ができるわけなんですよ。
つまり、多少の痛みは伴いますが、体が傷つかぬまま気絶したって言うことなら、彼も臨死体験を行い───
ゲキガスキー (あくまでも冷静に)・・・・・・・ふっ、御名答だ。そういうわけで、後はそなたのタイムマシンにボディーを隠しておけばすむことだ。
SE[ショックを受ける] 影津野MAI そ、そこまで見抜くなんて・・・・・・!あなた、一体──
ME(9)「あまりの真実」 流離野MASA ゲキガスキーか、・・・・久しぶりだな・・・・!!
ゲキガスキー ほう、私の名を調べ上げるとはなあ。・・・・そこまでして調べるとは、何か価値があるのかな?
影津野MAI 大有りよっ!
フェニットー ♪尾張名古屋は白で持つっ♪
ME(9)「(一時停止)」
SE[はてしなくコケ回る] フェニットー以外5人 ぎゃろろろぉーーっ!
ゲキガスキー ・・・・・・雰囲気をぶち壊すなっっ!!
SE[超落雷] フェニットー ひでぶっ。
ME(9)「(再開)」 影津野MAI 大有りよっ!
散々、歴史をあさっておきながら、なにやら回収しつつもMASAの刺殺未遂・・・・
ナレーター ───だが、その横でその言葉をにやっと笑いながら聞いていたMASAは、なにやらポケットから取り出していた。
流離野MASA その「なにやら」ってのは、これか?
SE[愛の宝がピカリと輝く]
ドゥーイン あっ、いつの間にわてらの要塞から持って来たでまんねん。
フェニットー まさか、私らの要塞の場所まで知っちゃったの?
ゲキガスキー ・・・その様だな。そこまで知った以上は、本当に消えてもらうしかあるまい・・・・!
フラウアー どうせ、今回で前クール終了ですもの。
フェニットー そうそう、今回は勝たせてよね、創作者ちゃん。
ドゥーイン って、わいらもうメカないんやけど、どーすんのや?
フラウアー そうよー、このままじゃ勝てないわよー(泣き出す)
フェニットー (舌打ちする)ちっちっ、その必要ないわよ。ボクちゃんたちだって立派なメカの一部。
ほら、覚えてません?
フラウアー (いつのまにか泣き止む)・・・え!?
ドゥーイン ・・・あ(気付いて)、相違やワイら4話以来、サイキックロボットという設定でんがな。ちゅうことは、ワイら自身が戦いに繰り出される―――
ゲキガスキー そういうことだ。では行け・・・・・・!!そして倒して来い!!倒せぬその時は―――
インフィニトゥー 逆にコテンパンに倒され、私ら3人とも消え去くってことに――
ドゥーイン (オオップリに泣く)そんなんいやや、嫌やーー!
ゲキガスキー (お怒りになる)ええい行かんか、おのれらー――!!
SE[超落雷] インフィニトゥー ひえーー!
SE[扉が開く]
冷蔵庫 冷えー―、ヒエ―・・・冷え冷え!!
     
<SCENE10・1999年ロスアンジェルス街最中>
SE[火の輪を切る]
SE[燃え出す]
ヤキモチブタ 戦いの火ブッタタキ――――
ME(10)「インフィニトゥーの決死」
SE[急いで追いかける] ナレーター というわけで、彼らインフィニトゥーはついに最期の戦いを繰り広げようとしています。1クール最期の―――
フェニットー 「最期」「最期」って連発しないでよ。それじゃボクちゃんたちが負けちゃうって前提じゃないですか。
フラウアー そうよ。思い切り勝たしてくれるんじゃなかったの?
ドゥーイン ところで何処行った、史大ナビカセカタマン!
フェニットー あっ、見つけた!
フラウアー 「愛の宝」を取り戻すのよん。
ナレーター フェニットーが指差す先に史大ナビカセカタマンは待ち受けていた。何故か、先に変身して・・・・!
そして、久々に見受けられた2号の手には、インフィニトゥーの要塞から奪ってきた6つの「愛の宝」をカッチカッチと片手でお手玉のように遊び放り投げていた。
ナビカセカタマン1号 やっ、お早い到着ね。インフィニトゥーさん♪
今日で最期なんだから、口上の時間上げるわよっ!
ナビカセカタマン2号 そう、「最期」なんだからねぇ・・・・・・!!
フェニットー (煮え切って)ぐぐぅぅうーーーっ!ドイツもこいつも最期最期と言いおって
ドゥーイン (怒って)もう頭にきたマンネン!ちゃっちゃか口上行きまっせ!!
ME(11)「インフィニトゥー降臨」
SE[頭をきらりと輝かす] フェニットー 神の残した財産の如き知識、天災をも引き起こす――――
この男・フェニットー
SE[腕を一振り] ドゥーイン 腕を一降りすれば―――――、
星すらも壊す破壊力自慢のドゥーイン様よっ。
SE[悩ましきポーズをとる] フラウアー その二人を従え、悩殺ボディーで歴史燦然と惑わすフラウアー様なのよん
SE[三悪をスポットライトが照らす] インフィニトゥー 名づけて、最強三悪インフィニトゥー・・・
歴史のこの場にいざ立て!!
ME(11)「〜ポーズが決まる」
SE[拍手喝采] ナビカセカタマン2号 (拍手をする)うわーー、カッコいいがね。
SE[尚も拍手をする] ナビカセカタマン1号 最期の割にカッコ良かったじゃないの。(下手を取る)・・・・でも、「ちゃっちゃか」とかいっといて―――――
フラウアー 五月蝿いうるさーーい!問答無用、さっさと行くわよ。
フェニットー では、巨大化ーー!!
SE[どんどん大きくなっていく]
ME(12)「インフィニトゥーの猛威」 ナレーター おおーーーーっと、まさか三悪自体が巨大化していくうぅぅーー!?
今までのウルトラ怪獣メカと異なり、このままじゃ分が悪いぞ、史大ナビカセカタマン。
ナビカセカタマン2号 と思ったら大間違い。
ナビカセカタマン1号 そうよねーー。2号の真の正体を知ったら驚くわよぉー。
ナビカセカタマン2号 その通り。最期だといったのはそういう意味だ。
フェニットー (空から見下ろすようにエコーで)ええい、ゆくぞとりゃーー!!
SE[フェニット−が腕を繰り出してくる] ナレーター おわー危ないぞ、ボーと座り込んでないで避けるなり反撃しろ、史大ナビカセカタマン1号・・・・と・・・
ナビカセカタマン1号 (だらけて)カイシンガー、適当に攻撃しちゃってーー
     
<SCENE11・銀河神風カイシンガー内部>
速水ペルシャ えーと、ナンバーいくつだっけ。
花園ユーミ なんでもいいわよ。とりあえずNO.677で。
三方洋子 NO.677ビーム放射よ───
洋子 & 魔女っ子CLUB ──ア・オ・ヤラ・マ・キデ・シャ・グ・ル!!
     
<SCENE12・1999年ロスアンジェルス街最中>
カイシンガー NO.677レーザー、放射!!
SE[レーザーを浴びる] フェニットー (熱がる)あぢぢ、あぢ、あぢぢ・・・
ドゥーイン (空から見下ろすようにエコーで)大丈夫かぁ、フェニットー。
仕返しやーー、旋風ラリアーートッ!
SE[ラリアットをあっさりと破る]
ナレーター だが、この威力もナビカセカタマン2号によってあっさりと打ち砕かれた。なぜここまでパワーアップして現れたのか?
しかも、全く持って謎の参戦であるが・・・・・・。
ナビカセカタマン2号 ──ふっ、それは簡単なことだ。あの6つの「愛の宝」というおかげだ。
フラウアー (空から見下ろすようにエコーで;かつ驚いて)
ま、まさかこいつ何もかもお見通しってことかい??
フェニットー (空から見下ろすようにエコーで)そのようですねえ。でも、今回はわれわれに勝ちを譲ってもらうのさ。
がーーはっはっはっは、フェニット銃までは跳ね返せないだろ。発射ーーーー!!!
SE[巨大化した弾丸が次々に襲う]
ナレーター あーーーっ、まさかなんと、今度はカイシンガーめがけて発射したぞーー。なんて卑怯なんでしょう。
フェニットー (空から見下ろすようにエコーで)卑怯で結構、無礼行為。お次はドゥーイン、おまえやれ。ぐわーかかかかか・・・・あっ!?。
SE[弾丸すべてをウェイブで打ち消す] ナビカセカタマン2号 スクロール・・・ウェイブ!!
フラウアー (驚愕)なん、何だって?
ドゥーイン 我々の攻撃をすべて跳ね返してるで。
ナビカセカタマン2号 (勝ち誇っているかのように)その通りさ。まだ気が付かないのか、愚か者どもめ。
フェニットー (空から見下ろすようにエコーで)ゲキガスキー様の攻撃からも生き残り、ここまでやるとなると・・・もはや勝ち目が無いんでしょうか。
フラウアー (空から見下ろすようにエコーで)何負け腰になってるのさ。とにかくぶった押せばいいんだ・・・
SE[愛の宝が輝き始める]
フラウアー うわあぁぁー・・
ドゥーイン 眩いでぇーー
ME(13)「進化・予兆」 ナレーター インフィニトゥーの猛撃の中、急激な事態が起こり始めた。
ナビカセカタマン2号こと流離野MASA、その彼の手に囲まれていた「愛の宝」が輝き始めた。その光り様はまさに、彼・MASAの心臓の動きと同調しているかのようで──いや、完全にシンクロしていた。
SE[心臓の音が聞こえてくる] ナビカセカタマン2号 (声が豹変)その通りだ、ナレーターさんよ・・・・!私は、絶唱カラオケマンの他にも、もうひとつの実態がある・・・・、そのきっかけとなるのが、この「愛の宝」・・・・
ナビカセカタマン1号 (驚愕)な・・・何を言っているの??
ME(13)「〜前奏・アニメの大王」 ナビカセカタマン2号 「21世紀を追う2つ前の年、7つ後に迫り来る月」
─────1999年7の月、
「恐れるる物事を追う君主は空より殺を図る」
─────空より恐怖の大王が降りてくる、
「それは同時に、別方向から更に追い求める君主の現れ」
─────Angolmois、つまりAngelとつく名の町に大王を蘇らせる
「論争こそ幸せを呼ぶかもしれぬ試練」
─────火星は争いという意味をなす・・・・すなわち、三悪との対峙に表されているわけだ・・・
フェニットー この状況で蘇らせてたまるかーーー!
ドゥーイン 総攻撃だーー!!
インフィニトゥー だありゃーーー・・・・
ナレーター インフィニトゥーは復活させまじとばかり、一斉にナビカセカタマン2号に襲い掛かる・・・・だが、
     
<SCENE13・カイシンガー内部>
ME(13)「〜(続いている)」 花園ユーミ な・・・
森沢 優 なんなの、あの光!?
三方洋子 ───復活ね。
魔女っ子CLUB (驚いて)え?
     
<SCENE14・宋明学園学園長室>
ME(13)「〜(続いている)」
SE[風水スコープ稼動中]
猪尾八ッ男 何が始まるんだ。
学園長 復活・・・復活をどんなに待ちわびたことか・・・・・・!
ヤンヤン ───何の?
     
<SCENE15・1999年ロスアンジェルス街最中>
ナレーター 説明しよう!彼・流離野MASAには、カラオケ会の護り神・絶唱カラオケマンでもあるのだが、そこからさらに進化した姿がある。
その姿が、6つの「愛の宝」という媒体とともに共鳴しあっているということは、彼こそが最後の7つ目の「愛の宝」の持ち主、そして───今、その姿が明かされるのだ。
その名も・・・・・
SE[稲妻が迸る]
SE[メカが降臨する] アニメの大王 降臨!!アニメの大王!!
ME(13)「〜降臨!アニメの大王」
ドゥーイン (叫ぶ)ひえ〜〜〜〜!
フラウアー (慌てる)復活しちゃったあぁー!
フェニットー (慌てて)ほらほら、逃げますよー
SE[元の大きさに戻っていく]
SE[タイムボートを用意する]
フラウアー 逃げるたってどの時代のどこにだい?
フェニットー そらもう、ゲキガスキー様のわからない場所しかないでしょーが。
あとはもう、あのお方に任せるしかないでしょう。
ドゥーイン では、ワイらの敗北でいいんでっか?
フェニットー んーなわけないでしょ。勿論、あの二人・史大ナビカセカタマンとアニメの大王を倒すための秘策と体勢を立て直しにいくだけです。こんなの負けたうちに入れさせません。
フラウアー そうだねそうだね、このままじゃいかないわよー。
ドゥーイン というわけで、いざ退却やーー!
SE[タイムボートに乗り込む]
アニメの大王 ・・・・!!そうはいくか!
Anime・de・Dimension!!
ナレーター 復活したばかりのアニメの大王は、掛詞による超魔力でもって一瞬で時空間の狭間に穴をあけた。すると、その穴からありとあらゆる物を引き裂くクローが飛び出てきて、右手の甲に合体した。そして────
アニメの大王 逃がさん!食らえ「アルティメットクロウ!」
ME(13)「(停止)」 フラウアー さ、さっさと早く時の海へ逃げ・・・・あ、
フェニットー あ、
ドゥーイン あ・・・・・・
SE[ざっくりとタイムボートを切り刻まれる]
ナレーター こうして、あっけなくタイムボートが時の海に逃げ込む前に、アルティメットクロウで完全に切り刻まれたということは、お約束どおり─────
SE[超大爆発]
SE[さらに大爆発]
SE[髑髏雲発生] ナビカセカタマン1号 ───というわけよ。
     
<SCENE16・宋明学園学園長室>
学園長 ───これでインフィニトゥーの猛攻も終わりだな。
アニメの大王も復活したことだし。
三蔵法子 ・・・でも、なんだかすっきりしないわ。
サーゴ浄 そうそう。風水スコープであらかたは覗いてはいたけど、まさか───
トンメンタン ───あんなことになるとはね。
孫田空作 でも、なんであんな作戦を先に言わなかったのさ。
流離野MASA (冷静に)言う訳にもいかない。これは、オシャカ学園が狙われていた時点から誰にも言わないように口止めされていた。学園長直々の話で。
ダサイネン じゃあ・・・・、(少し考えて)オシャカ学園があの者たち・・・インフィニトゥーによって壊滅させられることも計算されていたってこと?
影津野MAI そういうことになるわね。
     
ME(14)「不安」 ナレーター だが・・・・宋明学園の者は、誰一人とまだ「たった一つの真実」を知っていなかった。
ゲキガスキーの存在を見破ったはいいが・・・・そのゲキガスキーが企んでいることはその程度のことではないのだ。そう、今までのインフィニトゥーがただのサイキックロボットにすぎず、真のインフィニトゥーが今すでに宋明学園に侵入していたのだ・・・・・・!そして・・・・・・!!
SE[風水コンピュータがハッキングされている]
ME(14)「(〜高まっていく)」
   





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