<オープニング> | ||
ME(1)「悪夢ついえぬ」 | ナレーター | 今回は冒頭から解説だ。ここは、地球より数光年離れた怪獣墓場。今まさに最悪の事態が 起きようとしていた。 |
ゲキガスキー | 再度目覚めよ。ヒッポリト星人よ | |
SE[おぞましき眼の色の輝きとともに起き上がる] | ||
インフィニトゥー | ひ・・・ひええーっ。 | |
ゲキガスキー | さて、これでもまだ一段と派手にやられようものなら考えさせてもらおうか。 | |
フラウアー | はっ・・・はい!わかりました。 | |
フェニットー | ボクちゃんもよ。そんじゃ今回のターゲットは、私にひとつ心当たりがあるんですけどねー、・・・え? | |
SE[ヤマタノオロカブ出現] | ||
SE[頭3がお世話ブタに変化] | ||
お世話ブタ | 余計なことをー・・・せんわっ! | |
SE[こけ回る] | インフィニトゥー | ギャロロロッ! |
ME(2)「アイキャッチ」 | 三方洋子 | タイムボカン伝説、ぴえろ魔法史学航・史大ナビカセカタマン第3話「ワラトルファミリー全員集合!!」 |
<SCENE1・宋明学園講義室> | ||
ME(3)「平穏な一日」 | ||
SE[黒板にチョークで書きつけている] | ナレーター | そして物語は2016年、宋明学園での伝説の絶唱カラオケマンこと流離野MASA、そんな彼の講義から始まる。 |
流離野MASA | では、先ほど掲げた定義からすると、以下の詩句の中に枕詞があるわけだが・・・ | |
SE[勢い良くドアが開く] | ||
ME(4)「コミカルMAI」 | 影津野MAI | (勢い余って)はいはいはいはいっ・・・M・A・S・A。 (色っぽく)あたしが今度、枕元で愛の言葉をささやいてあげる。 |
流離野MASA | あのねMAI君。今はまだ授業中。あんたも講師ならきちんと隣の講義室でしっかり教えて・・・ | |
影津野MAI | (もだえて)あーんっ。 昨日だって公園のベンチで押し倒して「君の声が欲しいんだ」なんて言ってたじゃない・・・。 | |
ME(4)(ヴォリュームを下げる) | 孫田空作 | ・・・まーた始まったよ。夫婦漫才。 |
ダサイネン | 全く。あのボクちゃんだっていい年こいて愛してくれる女がいなくてさ、愛に飢えているんだぞー、もう。 | |
トンメンタン | ホンマうらやましいですねん。それ、ぺたっっと。 | |
SE[二人ともヤンヤンにくっつく] | ||
ヤンヤン | とかいってあたしにくっつくな。 | |
SE[二人をどつく] | ||
三方洋子 | ・・・あんたら浪人トリオもね。 | |
ヤンヤン | あたしたちもう、浪人生じゃないんだけど。 | |
三蔵法子 | どちらにしろ落ちこぼれには違いないじゃない。 | |
SE[こけ回る] | 浪人トリオ | ギャロロロッ! |
ダサイネン | あ、くそ、このシナリオライターまだ浪人トリオって書いてますよ。 | |
トンメンタン | このやろーっ! | |
SE[首をしめられる] | ギャグレキスト後藤 | ぐがぐぐ、苦しい・・・っ。 |
サーゴ浄 | これじゃ話が進まないな。 | |
猪尾八ツ男 | とにかく何とかしようよ、ナレーター。 | |
ナレーター | 遅れたが説明しよう。流離野MASAと影津野MAIの二人は、実は宋明学園の正規の教師で恋人同士でもあるという。 この二人の異様な付き合いはぶりは追々・・・おいおい、いいかげんに離しなさいよあんたら。ともかく後々説明することになるので、 とりあえずこのまま話を進めよう。 | |
<SCENE2・宋明学園々長室> | ||
SE[場面を切り替える] | 学園長 | おお、行動サンプルを持ってきたか。 |
藤沢有希 | はい、一通りデータをまとめてきました。これを見る限りでは・・・、何か不思議なものを感じるのですが。 | |
学園長 | そうか、インフィニトゥーの出所はこの世のものではないような気がするか・・・。では、こいつを風水盤へ力学的空間座標 として打ち込んでみるとしようか。これで前より行動予測はしやすくなるはずだ・・・。 | |
藤沢有希 | ではこれを。 | |
SE[風水盤へデータボートを埋め込む] | ||
学園長 | さてこれで動くはずだが・・・ | |
SE[過剰の風水盤の運転] | ||
三田村共一 | ん、なんだ。すっげー揺れてるぜ。 | |
SE[ドアをノックして開ける] | 三方洋子 | 失礼します、学園長。 |
MAI & MASA | (驚いて)な、なんだ? | |
SE[風水盤の針が回りつづける] | ナレーター | 何と、まるで強大な何かに反応しているように風水盤が回りつづけていた。そして・・・とまったかと思いきや ある一点の方向を指したように見えた。その先には・・・ |
三田村共一 | 画面が・・・? | |
藤沢有希 | 一体何があったっていうんだ。 | |
ME(5)「宇宙の神秘」 | 三方洋子 | でも、なんて波動なの・・・それにあの位置見覚えあるわ。まさか、M78星雲U40・・・? |
ナレーター | そう、学園長たちの目の前に突如と現れた画面をみて、その場の皆はごくりと息を飲んだ。 | |
学園長 | 洋子、まさか余の与えた魔法的な能力がもう目覚めたとでも言うのか・・・? | |
三方洋子 | (シリアス調に)いや、なんとなくそんな気がして。 | |
SE[揺れ始める] | 学園長 | ・・・考え過ぎか。ともかく、こいつらの行き先を見届けようではない・・・おおっ? |
三方洋子 | この揺れは、時空震のようね。あっ、あれはインフィニトゥーよ。 | |
SE[次第に揺れがひどくなってくる(〜12行まで)] | 学園長 | 洋子…やはり開眼しているようだな。ってことは、あいつらがそうらしいが・・・後ろに見える奴らの方が気になる。 |
流離野MASA | 後ろ? | |
SE[怪獣のおぞましき咆哮] | 三方洋子 | もしかして・・・。あのおぞましき波動が、うしろに見える戦闘メカ・・・というより、怪物兵器だわ。 |
流離野MASA | はやく、あいつらの狙う先を付き止めないと、えらい事になるかもしれないな。 | |
SE[風水コンピュータをタイプする] | 学園長 | HAQQ(ハック)で先を読んでみよう。えーと、こいつらの行き先は… |
SE[風水コンピュータに結果が表示される] | 三方洋子 | やっぱり。1985年の5月12日、一応市の遊縁公園か。それじゃ行くわよ。 |
MASA & MAI | オッキドッキー。 | |
流離野MASA | しかしこの揺れ、立つだけでも一苦労だ。平気か、MAI。 | |
影津野MAI | な、何とかね。はやく、移動を開始しよ。 | |
流離野MASA | よーし、ア・オ・ヤラ・マ・キデ・シャ・グ・ル・・・タイムキー開放! | |
三方洋子 | マジカルアンカーレイジング! | |
SE[タイムクルーザー強制始動] | ||
ME(6)「時の海の航海」 | ナレーター | スクランブル解説だ。今回は強大な時空震が発生している中でMASA、MAI、洋子の3人はMASAの移動呪文で一気にタイムクルーザーへ 乗りこみ、インフィニトゥーを追う形で強制的に発進していった。それにしても、あの後ろに見えた怪物兵器とは・・・。 |
<SCENE3・一応市の駅前> | ||
SE[タイムボートが到着する] | ||
フラウアー | ど・・・何処なんだいここ。 | |
フェニットー | ココ山岡ですよ。 | |
SE[ヤマタノオロカブ出現] | ||
SE[頭3がお世話ブタに変化] | ||
お世話ブタ | 余計ナ事言ウナ・・・サブー! | |
フェニットー | 新一発メカの分際で1話分で二度も出るなよな。ともかく、ここは1985年5月12日の一応市の駅前です。この時代には「奇面組」のあのでこぼこコンビ、河川 唯と宇留千絵がいるはずです。 | |
フラウアー | ちょうど今出かけようとしてるあいつら、そうじゃないのかい? | |
ドゥーイン | その様ですネン、この場でやっちまうのは歩が悪いしとりあえず追いてって見まひょ。 | |
ME(7)「SARAVAH」 | 河川 唯 | でさあ、千絵・・・ |
宇留千絵 | はいはい、「一応遊縁公園」に行こうってんでしょ。唯ってば、転校してきた当時から変わってんだからさ。 | |
河川 唯 | そーいう千絵はもっぱら、アトラクションのアイドル追っかけでしょ。 | |
宇留千絵 | まあ、それを言うなって。 | |
SE[ダッシュしてくる] | 一堂 零 | えっ何、遊園地がど−したって?わっわっ。 |
大間 仁 | あー、帰り道に焼きイモ食っとるぞ。 | |
物星 大 | お腹壊すわよ。 | |
SE[唯&千絵がこける] | 唯&千絵 | ずっ! |
一堂 零 | よっ、唯ちゃんかーいいー! | |
出瀬 潔 | よっ、千絵ちゃん色っぺぇー。 | |
冷越 豪 | 腹もでこぼこにな・・・ | |
SE[必殺早変わり五人突き] | 宇留千恵 | 相・変わらずの・パターンで・登場・するなーーーっ! |
SE[やられて身体をピクピクさせる] | 一堂 零&冷越 豪 | (やられている)あ、あんたこそ・・・ |
宇留千絵 | まあ、それはそれとして今回の入場券だけは自分で買うこと。 | |
冷越 豪 | そういうなよー。 | |
河川 唯 | あたしたちそんなに金の余裕もないし・・・ | |
出瀬 潔 | さっきヤキイモ買っといてよく言うよ。 | |
<SCENE4・一応遊縁公園> | ||
SE[賑わっている] | ナレーター | そしてここは一応遊縁公園。一応、定番のジェットコースターや観覧車、バイキング船に始まり、アトラクションスペースや売店、プールの他、球場や道場・体育館までもが揃っている。本当、なんて遊園地だ。 ・・・と、あちらに見えるはインフィニトゥーではないか? |
ドゥーイン | フェニットー、ほんまここでよろしいのでっか?これじゃ目立ち過ぎまんがなー。 | |
フェニットー | 大丈夫ですよ。僕ちゃんのこの瞬時に行動分析の可能なこの頭脳に不可能なんて物はありま温泉。ほら、あそこ見て下さい。 | |
ナレーター | フェニットーの指差す先は、なんとアトラクションスペースだった。その座席に一堂 零がちょこんと座ってウルトラ○ンショーの怪獣達を鑑賞していた。 | |
<SCENE5・タイムクルーザー内> | ||
三方洋子 | MAI、MASA、もう少しで時の海を抜けるけど…今回の敵は強敵よ。準備はいい? | |
流離野MASA | その事なんだが…その事なら俺達にも秘策がある。 | |
影津野MAI | そ、ナビカセカタマンにお任せあれ!さっさと変身行くわよ。 | |
ME(8)「ナビカセ変身」 | ||
流離野MASA | よーし、ア・オ・ヤラ・マ・キデ・シャ・グ・ル! | |
SE[出現したハートブロムを手に取る] | 影津野MAI | パラリン・リリカル・パラポラ・マジカルアンカー・ポンプル・ラブリン・ドリミンパ! |
流離野MASA | クレヨンパステル・ワーズオン! | |
SE[眩き光に包まれ変身を遂げる] | ||
三方洋子 | 緊急プログラム「銀河神風カイシンガー」起動!移動システムをタイムクルーザーよりカイシンガーへ変更します。では、時の海より強制脱出します。 | |
流離野MASA | オッキドッキー、フルスロットルだ。 | |
<SCENE6・アトラクションスペース> | ||
ME(8)「アトラクション中」 | ||
出瀬 潔 | ほら、リーダー。次行こうぜ。 | |
一堂 零 | いやだいやだーいっ、零ちゃんこれ見てからいくのー。そんなことすゆと零ちゃんいやいやすゆじょーーっ! | |
SE[ずっこける] | 仁&豪、大、潔、および唯&千恵 | うぷぷっ! |
河川 唯 | おーよしよし、いい子いい子。 | |
ナレーター | と、その時であった。そのアトラクション会場にいたみんながざわめき始めた。舞台上である異変が起こっていた為だ。 | |
子供たち | わーん、80(エイティー)ーーーっ! | |
河川 唯 | どうしたの? | |
子供たち | あたしのエイティーを返してよーっ! | |
<SCENE7・舞台上> | ||
ME(9)「テリプルモンスター(M355)」 | ||
フェニットー | ぐふふふふ、この会場は乗っ取らせてもらうぜ。 | |
フラウアー | さて、河川 唯って譲ちゃんはいるんだろ。さっさとでておいでー。 | |
ドゥーイン | さもなきゃ会場の子供たちは殺しちゃうでー。お父さんやお母さん立ちもだけんど。 | |
子供たち | (泣き叫ぶ)きゃー!いやー、エースが・・・・タロウがーーっ。 | |
ナレーター | なな、何と何とインフィニトゥーが子どもを人質に河川 唯から「愛の宝」を奪おうとしていた。そこへ横に設置された階段から二人組が登ってきた。 | |
SE[つかつかと会場上に登ってくる] | 河川 唯 | 何でこんな馬鹿な事するんですか。あたしに直接くればいいでしょ。 |
宇留千絵 | ばっか、唯。相手のいうこと素直に聞いちゃ駄目じゃないの・・・って・・・。 | |
ME(10)「超獣襲来(M327)」 | フラウアー | おほほほほ、まんまとひっかかってくれたわね。いでよ、改良ヒッポリト星人。今回は河川 唯ごと連れて帰るわよ。 |
SE[改良ヒッポリト星人降り立つ] | フェニットー&ドゥーイン | オッキドッキー。ほなさいならー。 |
河川 唯 | きゃー、零さーん! | |
<SCENE8・会場下> | ||
一堂 零 | おのれ唯ちゃんをさらって行こうとは・・・。皆のもの、子供たちを非難させよ。 | |
豪、仁、潔、大 | おうっ! | |
一堂 零 | という訳で私はいち早く単二乾電池で・・・ | |
SE[アトラクションを壊しつつワラトル巨大化] | ||
子供たち | う、うわーっ。なんだなんだぁ? | |
<SCENE9・管理室> | ||
似蛭田 妖 | ・・・ん?零のやつやっぱ来てたな。おまえらこの場を頼む、来なくていいぜ、邪子。 | |
天野邪子 | そー言われると余計合体したくなるな。 | |
ナレーター | アルバイトで管理室でモニターチェックしていた番組と御女組の二組だったが、こうして各リーダー、似蛭田 妖と天野邪子は管理室を離れると互いに近寄って走り出し空を蹴った。すると、二人は一回転しつつ光り輝いて・・・ | |
SE[管理室を派手に壊しつつ超ワラトル巨大化] | ||
<SCENE10・アトラクション会場> | ||
子供たち | コラーっ。いちいちアトラクションを壊して登場するなーっ! | |
ラッシー | ジョワンッ!。 | |
SE[ワラトルアイで変身を遂げ、また激しく壊す] | ||
雲童 塊 | カイーーーっ! | |
SE[エメラルド色に指リングが輝き会場大破] | ナレーター | おおっと?こっちは雲童 塊君が獅子の瞳という指輪を前に突き出して巨大変身し始めたぞーーっ!そして、何とあの伝説の超人・ワラトルマンキングが・・・いつのまにか姿をあらわしたーーーっ。無論、このラジオをお聞きの方はお気づきでしょうが、その正体はあの零君のじーちゃん、善院清列なのである。 |
ワラトルマンキング | では行くぞ。ヒッポリト星人。 | |
子供たち | カイだか何だか知らないがいい加減にしろーーーっ!! | |
<SCENE11・タイムボート内> | ||
フェニットー | おのれ、史大ナビカセカタマンならともかくおまえらに敗れてたまるかーっ。 | |
ドゥーイン | 「ブロンズ化ブレラ」でマンネン、ドゥワッとな。 | |
<SCENE12・大破した会場下> | ||
ME(10)「ワラトルマンのテーマ」 | ||
SE[ブロンズ化ブレラが横手から押し寄せてくる] | ||
ワラトルマン | じょ、じょわっ! | |
ワラトルマンエース | それ、バンチョカルギロチンだっ! | |
SE[バンチョカルギロチンでブレラを砕く] | イヌトラセヴン | じょわんっ!イヌ・スラッガー! |
ナレーター | なな、何と何と。イヌトラセヴンのイヌスラッガーとエースのバンチョカルギロチンがブロンズ化ブレラを粉々にしてしまった。そして、そこよりワラトルマンカイがとびあがり得意の空中殺法で改良ヒッポリト星人を翻弄していた。 | |
<SCENE13・タイムボート内> | ||
ドゥーイン | オノレーっ、機用に空を飛び回りやがるねん。 | |
SE[「おやつが先光輪」が激突] | インフィニトゥー | のわーーっ! |
フラウアー | こなくそっ、こうなったらエメリウム光線だ。 | |
SE[エメリウム光線] | ||
<SCENE14・壊れた会場> | ||
ワラトルマンエース | ヂュワッ!。 | |
ナレーター | なんと、ワラトルマンお得意の「おやつが先光輪」に続き、連続でスペシャル光線とエースのメッタリウム光線のダブル攻撃でエメリウム光線をはじいて、改良ヒッポリト星人へ大ダメージを与えたぞーーーっ!!!そこへ… | |
ワラトルマンカイ | カイ・キック! | |
SE[カイキックが改良ヒッポリト星人へ炸裂] | ||
<SCENE15・タイムボート内> | ||
SE[メカ内部に亀裂が入って崩れかける] | フラウアー | のわわわわ…っ。 |
ドゥーイン | ついに亀裂が入ったでマンネン。 | |
フェニットー | おのれ、一回きりのゲスト出演の分際で強力な攻撃しやがって。やむを得まい、それじゃ一気に今回のトドメマン登場ーっ!フェニっとな。 | |
SE[ヤマタノオロカブ出現] | ||
SE[頭1がトドメマンに変る] | ||
トドメマン | ナビキビキビキ、武器は程々に留めましょう。チャック。 | |
SE[こけまわる] | フラウアー&ドゥーイン | ギャロロロッ! |
フェニットー | それでは発射、「スペースQ」だ。 | |
フラウアー | ちょっとまって、それ一発って訳じゃないよねえ・・・。 | |
フェニットー | リーヴィットゥーミー任せといて。まだまだ沢山ありますから。フェニッと。 | |
<SCENE16・銀河神風カイシンガー内部> | ||
ナレーター | だが、そこへ・・・タイミング悪く、突如カイシンガーがタイムワープしてその場へ飛び出してきた。 | |
SE[スペースQの直撃を食らう] | ||
三方洋子 | きゃあっ! | |
ナビカセカタマン2号 | だ、大丈夫? | |
ナビカセカタマン1号 | うーん、このカイシンガーは機械仕掛けじゃなくて洋子の魔法仕掛けなのよ。基本はEXE(エクスチェンジ)のみ搭載し、後は洋子の能力次第。やはりもう何人か必要かもね。 | |
ナビカセカタマン2号 | それはいいが・・・、なんとしてもアイツらは許せん。「愛の宝」を早いとこ確保するんだ。その為には・・・ | |
ナビカセカタマン | インフィニトゥーをぶっ潰す! | |
<SCENE17・タイムボート内> | ||
フェニットー | ん?アイツらはもしや・・・。 | |
ドゥーイン | あれはカイシンガーでっせ。ということは、 | |
フラウアー | くるよくるよ、あの長ったらしいセリフ。 | |
ドゥーイン&フラウアー | 来たぁーーーーーっ! | |
フェニットー | −のまさるとたけしの似付かぬ兄弟。 | |
SE[ハイテンションでこけまわる] | ドゥーイン&フラウアー | ギャロロロ、ギャロロロ、ギャロロロロロロロロッ! |
<SCENE18・会場下> | ||
ME(11)「銀河神風カイシンガー」 | カイシンガー | 星を壊され終われた人々のマインドを救う臨時起動プログラム「銀河神風カイシンガー」お呼びするまでもなく即参上ー!! |
ナビカセカタマン2号 | とぅーーっ! | |
SE[カイシンガーから飛び降りる] | ナビカセカタマン1号 | たぁーーっ! |
SE[同じくカイシンガーから飛び降りる] | ||
ME(11)「〜史大ナビカセカタマン」 | ナビカセカタマン1号 | 悪病吹こうと敵傾こうと、味方をしそう、悪をいっそう地獄へ誘う。 魔法を帆に受け三千歴史を司る史大ナビカセカタマン、ここへいざ降り立とう! |
ナビカセカタマン2号 | 以下同文だ!ともかく2号も愛とヴォーカルのマジシャンとして降り立とう! | |
ME(11)(一時切れる) | フェニットー | ・・・その長ったらしい登場と決め台詞を何とかしてくれない? |
ME(11)「〜ポーズが決まる」 | ナビカセカタマン | GOD-WIND!! |
SE[コケる] | フェニットー | ギャロロンっと、聞いてないのね・・・。 |
ナビカセカタマン2号 | ともかく今回は本当に時間が無いので、一気に決めさせてもらおうか。 | |
ナビカセカタマン1号 | そうね・・・いくわよ、呪文省略で一気に巨大化して… | |
SE[一気に巨大化] | ナビカセカタマン | ネオ・ローディヴァインド・ウィンドー!! |
ナレーター | だが、このとどめ技すらもゲキガスキーの改良したヒッポリト星人に吸収されてしまった。無論、宇宙怪獣ベムスターの胸部の細胞を組み込んだのであろう。危うし、史大ナビカセカタマン。今回はこのまま負けてしまうのか? | |
ワラトルマンキング | よく分からんが、あの二人と一体を補佐するのだ。 | |
イヌトラセヴン | じょわんっ! | |
ワラトルマン、エース | デュワッ | |
ME(12)「奇面フラッシュ〜前兆〜」 | ナレーター | おおっと、ワラトルファミリーの五人が突如、それぞれ白黒タイマーヘ両手をかかみ込むように翳し始めましたー。それにもしかしてこの音楽は・・・? |
SE[太陽乾電池エネルギーを送る(5行目まで)] | エース | ワラトルマン、受け取れーっ! |
イヌトラセヴン | デュワンッ!受けとれっ。 | |
ワラトルキング | 太陽乾電池パワーを持っていくんじゃ。 | |
SE[フォーメーションを組始める(3行目まで)] | ワラトルマン | そして、今のうちに奇妙の「奇」の形にフォースを組むんだ。よーし、行くぞ皆のもの。 |
ワラトルマンカイ | デューワッ! | |
ナレーター | やはりそうです。このフォーメーションから繰り出される技と言えば・・・ | |
ワラトルファミリー | 奇面フラーーーッシュ!!! | |
SE[奇面フラッシュ炸裂] | ||
<SCENE19・タイムボート内部> | ||
フラウアー | わあ、何だい何だい。このおぞましき気持は。 | |
ドゥーイン | でえーーーっ、こっちに何やらおぞましき波動が押し寄せてくるでーーーっ。 | |
フェニットー | しまった。このウルトラ怪獣シリーズメカ・改良ヒッポリト星人は感情的なオーラにはもろ弱いのよ。 | |
フラウアー | 先に何でそのことを言わなかったんだい。それじゃ始めっからこの世界は不利だったってことじゃないか。 | |
フェニットー | そんなことありませんよ。このメカがやられる心配はありま温泉。当たった一部が瞬時に壊れるシステムできちんと武器などは使えますし・・・ | |
SE[一部が大破] | ||
<SCENE20・大破した会場> | ||
ナレーター | だが、ナビカセカタマン2号は元・絶唱カラオケマンであり、常にタイムボートの中すら聞こえるほどの「地獄耳」をプロテクター状の関係で装備していた。そして、この会話を一つも聞き逃していなかったのだ。 | |
ナビカセカタマン2号 | それじゃもう一度行くぞ。行くぞ、MAI! | |
ナビカセカタマン1号 | オッキドッキー、せーの・・・ | |
ナビカセカタマン | ローディヴァインド・ウィンドー!! | |
SE[ローディヴァインド・ウィンドー] | ||
ME(13)「毎度の情けないやられ形」 | ||
SE[徐々に浸透していく] | ナレーター | スクランブル解説だ。何と先ほどの「奇面フラッシュ」で空いた部分ヘローディヴァインド・ウィンドーが炸裂した。当然、言うまでもなくその部分から徐々にその攻撃が浸透していき・・・ |
SE[大爆発] | ||
SE[髑髏雲発生] | ||
<SCENE21・一応通り> | ||
SE[トコトコと歩いている] | ||
河川 唯 | ふーっ、ホント今日は疲れたぁ。 | |
宇留千絵 | そうよね、何とかナビカセカタマンのおかげで助かったけど・・・変なことだらけだったわ。 | |
冷越 豪 | そういや、またリーダーいねえな。 | |
出瀬 潔 | まだ見てんのかよあいつ。 | |
SE[走ってくる] | 一堂 零 | (声が遠い)おーい、待ってくれえーっ。おーい、おいおいおいってばーーーっ。 |
大間 仁 | それにしてもこういうことがあるといつも変な所から帰ってくるよなーっ、ふぁーーあ・・・ | |
ナレーター | 今回は、人ごとさらうという賢明な判断をしたものの結局、ナビカセカタマンにより「愛の宝」を今までの文を含め取り戻されてしまった。だが・・・ | |
<SCENE22・????> | ||
ME(14)「永遠なるエンディング」 | ||
ゲキガスキー | ほう、なかなかやるじゃないか、史大ナビカセカタマン。だが、次回はどうなることか・・・、全国のボカニストの皆様、次の話はとんでもない展開になるのでお楽しみにな・・・(憎しみっぽく変わる)フハハハハハハハ・・・! |