脚本は、以降のページに収まっております。

文字を最小にして、画面を最大の状態で下へスクロールしながら読み進めて下さい。




第7話

<オープニング>
ME(1)「イントロ」 ナレーター 冒頭だから、前回の復習から始めちゃおうか。
「コータローまかり通る!」の世界で「愛の宝」を奪うどころか、逆にぶっ飛ばされ時空を漂流しかけた所を、ボスであるゲキガスキーに間一髪救われたインフィニトゥー。
そこで、ゲキガスキーの「罪と罰」のうち、罪を受けることで「A・Iが止まらない」のその後の時代背景に飛ぶ運びとなったが、「愛の宝」を持つ人物を間違えたうえに、たまたま「時の海」で史大ナビカセカタマンと鉢合わせし、追いつ抜かれつの勝負をしていた。
はたして、今回はどこの時代へ飛ぶこととなるのか。かなりの見物だぞ。
ME(2)「アイキャッチ」 三方洋子 タイムボカン伝説・ぴえろ魔法史学航、史大ナビカセカタマン第7話、「ドクターカオスの大予言!?」
<SCENE1・時の海>
ME(3)「自爆への序曲」 ナビカセカタマン さあ、インフィニトゥー。これからどうしてくれようかな。
ナレーター ナビカセカタマンは、相手を待つ様に手をポキポキとならし、インフィニトゥーの搭乗しているウルトラ怪獣メカ第4弾・イダテンラン(改)と睨み合っていた。
ナビカセカタマン (相手を誘う)かかってこないの?
それとも、攻撃の苦手なメカを選んだとか。
<SCENE2・イダテンラン(改)内>
フェニットー (焦って)ぎくっ!
そ、そんなこと無いわよ。さっさと手っ取り早く逃走するための専用メカなんだから。
フラウアー 同じことじゃないのさ。
ドゥーイン でもな、フェニやん。いくら専用のメカとは言え、攻撃に応用できるものぐらい―――
フェニットー そうか、さすがドゥーイン。かなり知能発達してるわねえ。
いよっ、流れ石だね、リュウセキだね、流石だねえとっさに思い付くな<――
SE[ヤマタノオロカブ出現]
SE[頭2がオシイ星人に変化]
SE[オシイ星人] オシイ星人 オシイオシイオシイオシイナーモゥチョットィーー!
フェニットー あっ間違い、こっちだった。では
SE[頭4がオダテブタとツタに変化] オダテブタ ブタもおだてりゃ木に登る〜〜・・・
SE[コケ回る] ドゥーイン & フラウア ギャロロロッ
フラウアー ・・・っと、
ドゥーイン (呆れて)フェニットーが密かに押してたのか。
フェニットー よーし、こいつは口から風速60mの突風しか吹けないから、さらに融合です。フェニッと、
ME(4)「ウルトラ怪獣メカ」 ナレーター おやおや、時の海を裂いて、何かが飛んでくるぞ、あれは・・・
ドゥーイン 冷凍怪獣マーゴドンでっせ。こいつで、更に吹雪を吹けるようにしましたで。
フラウアー でも、どうして改良されるのでしょうね。ま、固いこと言わないで・・・「凍える吹雪」よっ、それ。
SE[スイッチを押す]
SE[凍える吹雪を吐く]
ナレーター イダテンラン(改)は「凍える吹雪」を吐き出した。
・・・が、ナビカセカタマンは両手の平を頭上に翳して追い風を起こした。何と―――、
ME(5)「自業自得」 インフィニトゥー のわーー!!
ドゥーイン 吹雪が跳ね返って来るでーー。
<SCENE3・時の海>
ナビカセカタマン その程度のようね。
では、こちらから更に攻撃追加、シェイクスピアー・・・って、え?
ナレーター おやおや、いつのまにか消えたぞ。もしかして、今の攻撃は逃げるための煙幕だったのか?
ナビカセカタマン うーん、だうやら逃がしたやうねえ・・・。なかなかだったわ。
<SCENE4・イダテンラン(改)内>
フェニットー というのも、計算の内だったの。あのうちに紛れて緊急時空到着スイッチをね。
フラウアー (不思議そうに)何でそういうこと先にやらなかったのー。
ドゥーイン 油断させて逃げ出すつもりだったんや。無理に逃げて、時空間を追撃されて居所を教えてることになったらどうするんや。
フェニットー そういうこと。
ME(6)「間一髪」 ナレーター なので、どばーっと教えたげやう。
緊急時空到着スイッチにより、三悪達ですら見当もつかぬ時代への穴をこじ開けてしまい、突入されてしまうのである。
そして、今回はというと・・・。
<SCENE5・サロン街路頭>
SE[街の賑わい]
ME(7)「闇に包まれて」 Dr.カオス ・・・おっ、ミシェル。
ノストラダムス その呼び方やめてくれんか、カオスよ。
前にも言っておいたであろう。
Dr.カオス そーじゃったっけか、マリア。
マリア666 イエス・ドクター・カオス、これから・会議・サンローラン・教会・集まる。
Dr.カオス おーおーおー、そーじゃったな。
マリア666 カオス・記憶力・殆ど・なし。
Dr.カオス マリアは余計なこと言わんで良い、分かっとるわ。
ノストラダムス そーそー、これよりゲキガと共に議事録兼計画書の作成に取り掛かるんじゃ。
にしても、あやつはまだか。
Dr.カオス 恐らく、的確な時空間座標のイメージが出来んのじゃろ。本来、タイムポーテーションつーものは、因果律を無視した存在にし――――
ナレーター はい、タイムストーップ。
これ以上話を続けられても、視聴者の皆さん寝ちゃうだけでしょ。
ほら、もうインフィニトゥーが出番待ってるわよ・・・・て、あんたらが寝ててどうすんの。
        
<SCENE4・1547年南仏サロンの外れ>
フラウアー (寝ぼけて)・・・ん?
ドゥーイン (寝ぼけて)もう出番なのでっか。
フェニットー いつのまに寝込んでたんでしょ。
とにかく――――え!?
SE[衝撃が走る] フラウアー ちょ、ちょっと、弥生ちゃんがいないわよ。
ME(9)「捜索」 ドゥーイン 何やて、この時代に行方をくらましたままじゃ歴史にどう影響するか分かりまへんで。
もしも、とんでもない場にいってしまっては――
フェニットー その通りよ。どこに行ったんでしょーね、もう。
ナレーター というわけで、インフィニトゥーが周辺を探しまわる事、15分27秒、神戸弥生はと言うと――、サロン街外れから街へ差掛ろうとしていた所を、フェニットーが偶々目撃し・・・
フェニットー は、早く来てくださいよ、フラウアー様、ドゥーイン。「愛の宝」を探し出したわよ。
ドゥーイン (ケータイ越)何やて。
フラウアー (ケータイ越)電話貸したわ・・・じゃなく、でかしたわ、フェニットー。
ME(10)「追撃開始」
SE[かけ出す] ナレーター それ、ぱぱーっと追っかけっこ開始。
逃げる、逃げる弥生。それを追うは、いつのまにか終結した三悪たち。さー、逃げ切るか捕まるかの16世紀の大対決です。
フラウアー 忙しいナレーターね。
ドゥーイン ホンマやな。
SE[ペースが落ちる] 神戸弥生 (息を切らして)はあ、疲れてきた・・・・。丁度いい、助けてくださ―――
マリア666 マリア、逃がさ・ない
SE[腕を取られる] 神戸弥生 (呆気に取られる)・・・えっ
ノストラダムス ・・・残念じゃったの、嬢ちゃんや。
Dr.カオス 大人しくつかまっておけ。
神戸弥生 (不思議そうに)え・・・あれっ?今まで向こうに居ませんでした。
Dr.カオス 細かいこと言うでない、これはラジオドラマだからなんでもありじゃ。
マリア666 カオス・それ・違う。
ノストラダムス ささ、それはともかくインフィニトゥーもそんなとこでアホやっとらんでこっちゃ来い。
        
<SCENE5・南仏サンローラン教会>
ME(11)「神秘の知」 ナレーター ではお教えしませう。
ここは、フランスのサンローラン教会。ノストラダムスの遺骸が後々埋められる場である。SCENE3の冒頭で紹介された3人に、弥生にインフィニトゥーが一同に会していた。
ドゥーイン 何で、ワテラのこと知ってんねん。
ノストラダムス なに、これよりここに居るDr.カオスとこれから来る予定のゲキガスキーとの3人で、議事録兼計画書を作成するんでな。ゲキガスキー様から聞かされ取るんじゃよ、おまえ達がこの時代に狂って事を察知してなあ。
フラウアー (驚いて)・・・・・・なっ
フェニットー (驚いて)信じられないわよ、そんな事。
ドゥーイン アンヴィリーバボォーー。
Dr.カオス その事は百も承知じゃ。その証拠に―――
フェニットー 麻原彰晃に―――
マリア666 フェニットー・一言・余計・・・
Dr.カオス 一同、控えよ。ゲキガスキーがお見えになられる・・・・・・!!
ME(12)「無限大帝王ゲキガスキー」
SE[とてつもなきオーロラ]
SE[オーロラが具現化]
SE[眩い輝きに姿が照らされ始める] ナレーター ひょえひょえーーっななな、何とあの姿がゲキガスキーなのか。あまりに強大なオーロラを魔道師のような衣の上から身に纏い、サンローラン教会の頂に、輝く太陽を覆い隠すように姿を現しましたーー。あれが、本物のゲキガスキーだと言うのか・・・・・・!!
SE[オーロラが照らし出す] フェニットー (恐れかすれる)な、何て強大な魔力なのかしら。
ドゥーイン (恐れかすれる)い、今までお会いした中でも、こ、今回のはあまりに強烈な威圧を感じるでぇ。
フラウアー (恐れかすれる)お、怒らしたら、かかか、完全にヤバイのでは・・・?
フェニットー & ドゥーイン (かすれ笑い)ひひひ・・・
SE[空を降りてくる] ゲキガスキー さあ、それでは議論を始めようか・・・・!
        
<SCENE6・宋明学園学園長室>
SE[強い勢いでドアが開ける]
ME(12)(続いている) 学園長 (驚いて)な、何だ・・・!!?
SE[風水盤の過剰回転] 猪尾八ッ男 (驚いて)い、一体・・・・・・
サーゴ浄 (驚いて)何が起きているんだ。
三蔵法子 (叫びあげる)きゃーーーっ!!
SE[風水針が外れ、法子めがけて飛ぶ]
ダサイネン (間抜けな声で)あっ・・・・・・
ヤンヤン & 空作 法子ちゃんっ!!
ナレーター まー、なんて魔力なんでしょう。時空間を隔て、本来の物語背景にまで影響を及ぼし・・・、常識では語れないような力を察することで、インフィニトゥーとかの行方を計算占学で割り出すという風水コンピューターというものがこの学園室にあるのよねえ。
そして、その針が過剰回転によって外れ・・・なんと法子めがけて飛んできたのでした。
まあ、間一髪空作たちが受け止めたのものの・・・
三蔵法子 (一息いれ感情的に)はぁーっ、助かった・・・。
サーゴ浄 しかしまさか、考えたくないけど・・・
猪尾八ッ男 あのインフィニトゥーとか言うものを上回っているような・・・
ヤンヤン (疑問に思って)何で分かるのさ。
学園長 そういえば、先程ア・オ・ヤラ・マ・キデ・シャ・グ・ル号まで連絡を取った時、薔薇十字会とか・・・。
孫田空作 (呆気に)え、まさかあの薔薇十字会が・・・?
どおりで、勝てなかったわけだ。
トンメンタン こ、こわー。
ダサイネン ホント、ナビカセカタマンはどーしたのよ。
        
<SCENE7・サンローラン教会>
ME(13)「罪と罰」 ゲキガスキー では、手始めにインフィニトゥーよ。
今回の「罪と罰」、どちらを選択するものか・・・。
フェニットー 何ですと。
フラウアー 一体全体、何がどーして
ドゥーイン 「愛の宝」は持ってきてますぜ。
ゲキガスキー (冷静なる怒り)・・・愚かなものよ。余の選択したのは、そちではない・・・・・・!
余の指名し者は、シンシア=マクドゥガル・・・。
まあよい、この娘でも十分に「愛の宝」の替わりを果たせるであろうな。抜き出してみるか
SE[手平を弥生めがける] ナレーター (びびって、声上がり)恐れおののきながら、説明しようかな・・・。無限世界を支配する大帝王ゲキガスキーが弥生に向かって手の平を向けただけで・・。
ゲキガスキー さあ、今のうちに決めておけ、どちを受けるか・・・な!
神戸弥生 (嫌がって)いや・・・ち、ちょっと・・あ、
(叫びあげる)きいぃやぁーーーーっっ!!
SE[愛の宝を瞬間抽出] フラウアー なんて速さなのよ。
フェニットー 「愛の宝」抜き取りのこの間、なんと1秒足らず。
ドゥーイン なんてパワーや・・・。いくらワイとてこれでは・・・
SE[愛の宝が輝く] フラウアー でも、毎度のこと綺麗よねー、ジュジャクみたいだわね。
ドゥーイン というわけで、このゲキガに直接罰を受ければ・・・
ゲキガスキー (強力な威圧)・・・なんか言ったかな。確かゲキガとか呼び捨てになあ・・・。
フラウアー (焦って)いえいえ、あなた様のようなお方から罰を受ければ、数倍パワーアップできるって言いたいんだろ。フェニットー
フェニットー (焦って)和、私に振らないで下さいよー、もう。確かにそりゃあ一理在りますけど。
ドゥーイン (焦って)そういうことだマンネン。
ME(14)「歴史の歩み」 ゲキガスキー そうか、では罰を受けよ。過去と因縁を断つつもりでな・・・・!!
ドゥーイン それでいいんネン?
フェニットー だから、そゆ台詞はやめてよネ。
ゲキガスキー (至って冷静に)では、罰の間に行くがよい・・・!!。
インフィニトゥー オッキドッキー。
SE[タイムボート発射] ナレーター それじゃベッキャンと説明だよ。こうして、インフィニトゥーは、ゲキガスキーの作り出した、時の海を隔てた異次元世界へと飛ばされ行ったんですよ。
では、これからが本題だ。
ME(15)「神秘の知」 Dr.カオス それで、この辰星の運行表に基づくと―――
ノストラダムス ふむ。やはり、息子のアンドレにも100ピストルじゃな。それに―――
ゲキガスキー 25歳以前にも受け取れるように書いとくべきだ。そして、後継者にも慣れることもな。
Dr.カオス ただし、セザール・シーザー・アンドレとも婚姻せざりし死亡した場合、母のアンヌを含み、マドレーヌ、ディアンヌが後継者となるのだが。
ノストラダムス では、妻子ともども、譲渡・売却なきように細心を払わせるよう、管理させることだ。
ゲキガスキー それでよい。後は、部下のマルクとスフランに原稿清書をやらしておく。
ME(16)「恐るべき展開」 ナレーター なな、なんともびっくり栗間太澄。
彼ら3人は、たった今前回の・・・と言ってもわからないであろうが、第14回会議で遺言所作成出版を定め、今回・・・第15回で内容決定させたのである。
そして証人=立会人として、シャトーヌフの平貴族パラミッド・マルク、サロン市民のジャック・スフランに本して完成させるよう頼んだんだけどね。まさか、これが後々「ノストラダムスの遺言書」として出版されようとは思っても見なかったであろう。
ノストラダムス それでだ、後に生まれる五島 勉、その他のノストラダムス研究家たちの出現にたいしての対策は――――
Dr.カオス 万全じゃわい。
お主の予言集にワシの預言を混ぜたのじゃからな。
ゲキガスキー それに、その幾つかは、これより余の仕掛ける計画としてこの余へ献上されてのものだからな、真実だ。
では、あげてみよ。10章72番だったはずだ・・・!
SE[紙を立てる]
Dr.カオス 21世紀を追う2つ前、7つ後に迫り来る月
恐れるる物事を追う君主は空より殺を図る
それは同時に、別方向から更に追い求める君主の現れ
論争こそ幸せを呼ぶかもしれぬ試練
ゲキガスキー そうだ、追う君主・・・つまり、「おおきみ」とし、「大王」と訳させるようアナグラムを組ませてみたが。
ノストラダムス 続いて、同章の96番も書き換えただろう?そこの焼却炉にも捨ててあるようだし。
ナレーター 確かに、2枚ほど紙が焼却炉に入っていたのだが。じゃー、そいつも読んでね。
Dr.カオス 世界中に薔薇は現れて消え
新たなる行政のもと、血は絶える
閉ざした口と、その者、真実はなく
それでもその者、絶えず者の血を求める
ME(17)「恐怖の大王」 ゲキガスキー ポイントはこの二つだ。まとめて、プログラム名「恐怖の大王」とする。後はインフィニトゥー達と主に実行に移すだけだ。
(殺戮じみて)ふはははははははははははは・・・・・・・・!!
<SCENE8・異次元世界>
ナレーター どばーっと解説しちゃおう。
その当のインフィニトゥーはというと、ゲキガスキーの命の如く罰を受けていたんだけど
ME(18)「ショーも無い罰」 フラウアー これのどこが罰なのよ。
フェニットー ただのコックピットメカじゃないのーーーっ!
ドゥーイン (焦る)でも侮ったらいけませんで・・・っと、(叫んで)どわぁああ
ME(19)「罪と罰」 ヤマタノオロカブ ぶつくさ言うでない、オーロッカ、ぷぅー!?
SE[強力な屁] フラウアー ぴぎぇえーー・・・
ドゥーイン (鼻つまんで)く、くさ、臭ーーいでぇー。
ヤマタノオロカブ オーロッカ・・・ブォオオオーー!!!
SE[灼熱の炎] ナレーター ヤマタノオロカブは、強力な屁をかました上から更に灼熱の如き炎を吐きつけた。
通常のメタンガスの上から炎を浴びせ掛けられたもんだからねぇ、インフィニトゥーはというと・・・
SE[体が燃え出す] フェニットー (慌てる)あぢあぢ、か、体が燃えてるーーーっ。熱すぎですよぉー
フラウアー あちち、あちい、あっちっち・・・・
ドゥーイン (♪)猫舌心で〜
フェニットー (慌てる)ひーひー、こんな時によくも著作権に引っかかるものを。しかも古いって・・・
ドゥーイン (焦り)そ、そんな事言わんといてや、せめてこの場を冷やそうと
SE[ひらめき] フェニットー あ、なーるほど。それで―――
ヤマタノオロカブ オーロッカ、ビュゥウウウーーーっ!!!
SE[輝く息] ナレーター なな、何と冷たく輝く息を吐いてきたぞ。これは全ど絶対零度に近い息だ。炎との極端に違い過ぎる温度差に耐えられるのか、インフィニトゥー。
フェニットー ひえええー!?
フラウアー ひえひえーっ
(開き直って)・・・でも、ドゥーインのしょうもない台詞に比べたらまだマシ――
ドゥーイン どーいう意味でっか!?。いってみなはれや、What are you doing!?
ヤマタノオロカブ (驚いて)オ、オロ!?
オロオロウロロロ、かぷっ!
ナレーター (汗だく)いやはや、全くもってギャグで跳ね返して耐えてしまった。まあ、これでも少しはパワーアップしたと考えてよろしいのでしょうか?
ドゥーイン 一言多いで、ナレちゃんはもう。
フェニットー ドゥーインこそ台詞を取らないで欲しいです。
        
<SCENE9・サンローラン教会中>
ME(20)「議会中」 ナレーター それでは、どっかーんと教えちゃいます。まあ、一応罰を受けきったということで、インフィニトゥーはゲキガスキー達の行う議会に戻っていた。何せ、彼らこそが薔薇十字会の――――・・・
ゲキガスキー それ以上の解説は結構だ・・・!
ノストラダムス 確かに、薔薇十字会のトップクラスの者達・・・つまり幹部達が集まるなんて事自体が
Dr.カオス 滅多に無いことじゃからな。
マリア666 イエス、ドクター・カオス。
そして、ゲキガ・直々の・部下こそ・インフィニトゥー
フェニットー なんですね、これがまた。
ME(21)「恐るる展開」 Dr.カオス それで、サイキックロボットの使い心地はどうじゃ。
フラウアー ええ、全くもって問題はナッシング。
ドゥーイン しかし、五感まで伝えられるようになり、普通にボディポーテーションにより血を流すこともすらも出来るようになるまでは、すごく大変だったんじゃないでひょか。
ゲキガスキー そんな事はない・・・!Dr.カオスの魔法科学技術にしては、なかなかの物。クローン技術の他、五感そのものを倍増させるというか・・・マリア666という人工生命体技術だからな
Dr.カオス そういうことだ。人工霊魂というのは、事故などで亡くなった人間の「霊」を、ゲキガスキーの人知・歴史を越えたハッキング技術で情報記憶操作して再形成される物じゃから・・・。
ノストラダムス つまり、ワシは彼ら二人のおかげで助かっているからな。
Dr.カオス 何せ、「誤り」じゃとか「地丹」とかいう・・・
マリア666 カオス・それ・魔女狩りと・異端。
Dr.カオス そうそう、その理由で追われているところを見かね、立体映像でミッシェルを分身させたように見せかけ
ゲキガスキー 余のポーテーションでそなたをこのサロン街南、サンローラン地方へ呼び寄せたのだからな。
ME(22)「更なる悪夢」 ナレーター そう、まさにその通りであった。
ノストラダムスの予言は半分以上がうそっぱちであることは、視聴者の方々もご存知のはずだ。
実は、Dr.カオスがゲキガスキーの「時空間ハッキング」行為を利用して、真実の反対のことを書き綴った物なのだ。しかも、この頃からボケているため、書いている段階で、なおさら訳が分からなくなっているのであった。
Dr.カオス (突っ込む)余計なお世話じゃ!
ゲキガスキー まず近いうちに、インフィニトゥー達にこいつを連れていかせようか。
ノストラダムス こ、こいつ・・・もしかして
SE[時を流れてくる] 流れトキ And then___・・・
SE[警報] Dr.カオス ほう、誰かお客さんのようだな
ゲキガスキー 忘れもせぬぞ・・・このオーラこそ紛れも無く、タイムパトロール隊のオタスケマン達だ。
Dr.カオス くくく、オジャママン達のいないこの時を待ってたのよ。再び、ヨーロッパの魔王の名を語れるのじゃからな・・・。さあ行け、ナナから「愛の宝」を奪い、タイムパトロール隊を壊滅させるのだーーーはっはっはっはっはっは!!
インフィニトゥー オッキドッキーー!!
        
<SCENE10・サンローランの庭先>
ナレーター というわけで、ゲキガスキー達より駆り出されたインフィニトゥーは、やって来たオタスケマン達に例のポーズを振りまいていた。
ME(23)「インフィニトゥーのテーマ」
フェニットー 神の残した財産の如く、天災を引き起こすほどの知識を持つ男・フェニットー
ドゥーイン 腕を一降り、星一個軽ーくぶっ壊す破壊力自慢のドゥーイン様よ。
フラウアー 2人を尻に敷きつつも、悩殺ボディーで歴史中の者どもは釘付けになるのさ。このフラウアー様に。
インフィニトゥー What you called, 最強三悪インフィニトゥー。歴史のこの場へいざ、立てや!
ME(23)「〜決めポーズ・夢幻印」 ナレーター 毎度のこと鮮やかですねー、このポーズ。フェニットーが腰かけ右手を翳して伸ばすと、ドゥーインはフェニットーの方へ頭を向け寝そべってトスをするように両手を翳す。そして、フラウアーがその二人の手にバック中で器用に飛び乗りましたー。そして・・・綺麗な腰を軽やかにすっと回して投げキッスのポーズです。
オタスケマン2号 もー、派手なポーズ決めてくれちゃって。こっちも行くわよ。
ME(24)「オタスケマン登場」
オタスケマン1号 歴史を守って
オタスケマン2号 過去未来、正しい歴史の
オタスケマン1号 守り神、弱気者へと手助けする
オタスケマン2号 正義の使者達
オタスケマン1号 オタスケマン1号
オタスケマン2号 同じく2号
ME(24)「〜決まる」
SE[降り立って組文字を作る]
オタスケマン 天に代わって只今参上!!
あ、オ・タ・ス・ケ。
ナレーター はい、登場シーン対決・終わり。
いやー、ここでは点がつけ難い。では、メカアクションへ行きましょうか。
SE[コケ回る] 5人とも ギャロロロッ!
ゴングマン それでは、アクションコー・・・
フェニットー その前に、不意打ち攻撃しちゃいます。フェニット銃乱射だーー・・・っ。
SE[フェニット銃乱射しまくり] オタスケマン1号 な、何っ!?
オタスケマン2号 (叫ぶ)きゃあっ!?
ME(25)「不意打ち」 ドゥーイン 続いて、旋風ラリアットだがや、ふんぬっ。
SE[ラリアットの風圧で飛ぶ] オタスケマン うわはーーっ。
SE[オタスケサンデー号に大当たり] ナレーター おおっと、これは反則だ。インフィニトゥーの不意打ちならぬ先制攻撃でオタスケマン達は、オタスケサンデー号に乗り込む前に自分達のメカに体を打ち付けてしまったのだ。そして、この隙を狙って自分達だけ前回からの引き続きメカ・イダテンラン(改)に乗り込んでいった。
        
<SCENE11・イダテンラン(改)中>
フェニットー よーし、今のうちです。
「凍える吹雪」発射だ、フェニっと。
SE[ボタンを押す] ドゥーイン そのまま、凍え気絶して死ぬでマンネン。
ナレーター ええ、良いんですか。「愛の宝」は死んでしまった後でも奪えるんでしょーか。それに、ドラクエの世界を引っ張っているよーですけど。
フェニットー 細かいこと気にし過ぎ、気のせい気のせい。
SE[ヤマタノオロカブ出現]
SE[大きく可愛い音で強力な屁] ヤマタノオロカブ オーロッカ、プゥッ!!・・・・・・屁の精
SE[コケ回る] インフィニトゥー ギャロロロ、ギャロロロッ
        
<SCENE12・サンローラン教会の庭先>
SE[凍える吹雪] オタスケマン1号 (悲鳴)うわあああーっ。
オタスケマン2号 (悶える)さささ、寒いよぉっっ、いやぁぁぁん。・・・この、シャボンスプレーよっ。
ME(26)「大ピンチ」 ナレーター あああ、何てバナナの涙。
メカに搭乗する以前に不意打ちで大ダメージを受け、その上から吹雪を食らってしまったオタスケマン達。これではオタスケクダサイマンだ。
フェニットー (外部スピーカー越し)その上から更に、1号へ体当たりだ。
オタスケマン1号 (虫の息)うああ・・・あ・・っ!
オタスケマン2号 (叫ぶ)ヒ、ヒカル・・・、ヒカルーーーーッ!!
ドゥーイン (外部スピーカー越し)アンサンからは「愛の宝」を頂戴しなきゃならないからねえ・・・!なあ、ナナよ。
オタスケマン2号 あ・・・「愛の・・宝」・・・って・・・・・・何よ。
ナレーター オタスケマン2号は、ついに寒さのあまり気絶しかかっていた。そして、1号はもはや動かず、倒れはてていた。
        
<SCENE13・イダテンラン(改)中>
フラウアー さあて、どうします。オタスケサンデー毎葬っちゃいましょうか。
ドゥーイン 当たりまえや。フェニやん、トドメポイント発令してな。
フェニットー はいはい、トドメポイント発令ですよん。
SE[ヤマタノオロカブ出現]
SE[頭1がトドメマンに変化] トドメマン (色っぽく)イヤンアハンそこは落ちなの駄目よ、駄目。メカの2話連続使用なんてほんっと、どぁーめよ。うふっ!
インフィニトゥー ・・・え?
SE[爆走し始める] フラウアー うわっととと、いきなり走りはじめたよ。
ドゥーイン いくら停止スイッチ押しても止まりまへん。
SE[スイッチを押し捲る] フェニットー 一体どういうことでしょう。・・・一体?もしかして、一体じゃないよね、今回融合したの。
フラウアー (気付く)そう言えば。
ME(27)「自爆への序曲」 ナレーター では、スクランブルでぼかーんと解説しよう。前回から2話続けで同じウルトラ怪獣メカを使用しているため、融合元の方に限界が近づいていたのだ。そのため、作動コックピットのプログラムが影響して狂いはじめ、自爆回路の方へ頭脳部が逃げていったのだった。
フェニットー (焦って)そんなのアリー!?ちょっと強引じゃない、その設定。
フラウアー (焦って)って、あんたが作り上げたコックピットでしょー。
ドゥーイン (冷静にえらそ−に)まあ、いいやないか。奴等のメカともども巻き添えで木っ端微塵なんやで。では、自爆ーー。
        
<SCENE14・サンローラン庭先>
SE[大爆発]
SE[超大爆発] オタスケマン2号 (悲鳴)きゃあああーーーっ!!
SE[オタスケサンデー号が爆破し砕け散る]
SE[超巨大爆発] インフィニトゥー (叫ぶ)のわぁーーっ!
SE[イダテンラン(改)が砕け散る]
SE[髑髏曇が連続で上がる] ナレーター あーあー、オタスケサンデーとイダテンラン(改)が粉々に砕け散って、あえなく爆風でオタスケマン2号は悲鳴をあげた直後に気絶、1号はその前から気絶していた。
しかも、今回は2体相打ちということで、連鎖爆破で爆破威力も増大し、髑髏曇2発だ。そして・・・、
SE[オタスケサンデー号の破片が落ちる] フェニットー あでっ!
フラウアー このスカポンタン。いくら爆破から生き残れるからって逃げる方向ぐらい計算しなさいよ。
ナレーター そう、落ちてきたオタスケサンデー号の破片を頭に食らったフェニットーは気絶してしまったのだった。
SE[ヤマタノオロカブ出現]
SE[頭3がお世話ブタに変わる] お世話ブタ 余計な災いせんわっ。
フラウアー さあって、「愛の宝」抽出よ。
ドゥーイン はいな、さてと抽出開始。
SE[オタスケマン2号の体から愛の宝出現] オタスケマン2号 (気絶したまま)う・・・ううん・・・。
ドゥーイン ふふふ、これはかなりの物でっせ。ジュジャクにうりふたつや。
ME(28)「闇雲こめる」 ナレーター さあ、今回オタスケマンすらも破ったインフィニトゥーは、このままゲキガスキーに「愛の宝」を献上した。これでついに二つ目だ。
史大ナビカセカタマンよ、早く気付いてくれ・・・そして早く来て欲しい。我らがヒーロー、史大ナビカセカタマン。
        
<SCENE15・時の海の途中>
ナビカセカタマン くそぉ・・・っ!どこに行ったのかしら、インフィニトゥー。せっかくやる気が出てきたのに・・・。
三方洋子 どうでもいいけど、早く帰らないと学園長心配してるわよ。
速水ペルシャ そーですの。
ナレーター ・・・その頃、未だに時の海の中でインフィニトゥーを捜索中なのであった、ちゃんちゃん。





第8話へ→





Gaghistorist Entertainment

文芸科

史大ナビカセカタマン設定集その1へ

このページの感想はhujisawa@cyberspace.co.jp
inserted by FC2 system