koutarogo

〜 注意 〜

  • この脚本は読み切りにつき、以降のページに一挙に全て収めております。

  • 結構重いので、オフラインにするなど、お気をつけてお読みになってください。
  • 文字を小さめにし、画面を最大の状態で下へスクロールしつつ読み進めませう。

  • 途中に寝ないように、しっかりと堪能していっておくんなさいまし。 _・)ぷっ

  • 音響は、冬木透傑作音楽集「ウルトラマンA/ウルトラマンレオ」のイメージです。
  • 妄想しつつ声出しながら読んで楽しんでもらえると、尚嬉しいです。 _・)ぷふっ


    ただし、その前に概要歌詞をよく頭に入れておくように♪ _・)ぷぷっ



<オープニング>
女子生徒1 はい、アーンして♪ (と、スプーンを差し出す)
男子生徒1 ……ぱくっ! (勢い良くスプーンに吸い付けて食べる)
ME(1)「学園の平和な一時」 ナレーター ここは世田谷区にある私立・鶴ヶ峰学園の憩いの場である。
そしてここに早速魔の手が忍び寄っていたのですね、それは─────
ME(2)「緊急事態発生」
SE[黒子たちがぞろぞろと現れる]
黒子2 (妙な笑い声で)今日はここ一帯の部活をつぶすのだな。
黒子3 よぉし、行くぞ。
女子生徒2 (黄色い悲鳴で)きゃーーっっ、沖野君ーーー!?
男子生徒2 な、なんだーーーっ?お前…ぐっ。
(首元を掴み上げられる)
黒子1 (無気味な笑い)くかかかか、…無所属の沖野………か…つぶさせて貰うぞ!
男子生徒2 (怖がって目をつぶって)‥‥ひ、‥‥‥‥ひいぃ‥‥!
     
ナレーター では───究極戦隊コータローズスターートッッ!
ポチッとな!
ME(3)「歌:究極戦隊コータローズ
「究極戦隊コータローズ」の歌が流れながら、以下の部分を歌詞中の「」に合わせ、タイミングよく台詞を決める
後 百太郎 うりゃあ!
SE[「大外嵐」が荒れる]
SE[刀を一閃して鞘に収める]
天光寺 輝彦 (振り下ろして剣を収め振り返る)私はハゲではぬぁい!
SE[ショット一発お見舞い] 渡瀬 麻由美 せいっ!
SE[「ドツボ地獄突き」を指す] 鹿斗典善 (更に麻由美の尻穴に突きを指そうとして)ヒョホホホ………
(逆に殴られる)ぐ☆
SE[典善をつっこみ殴る]
SE[新堂の左足が勢い良く空を疾る]
SE[キックが命中する]
新堂 功太郎 「ムテキンキーーック」!
                                                                     》
ME(3)「〜歌:究極戦隊コータローズ:終了
     

<SCENE1・風紀委員会本部>
SE[勢いよくドアが開く] 赤井 智行 (慌てて入ってきて)た、隊長、大変です!

SE[真剣を収める]
天光寺 輝彦 (気合を一閃!)むん!

……む、赤井か。どうした、そんなに慌てて。
赤井 智行 あの、今度は憩いの場に鱈子唇の配下達が現れて
青田 健康 またも帰宅部の者達が襲われているんですよねえ。
天光寺 輝彦 (こと冷静に受け答える)たかが帰宅部であろう。その様なものは放っておけばいいだけであろう。
大体、委員会はおろか倶楽部活動にすらも入らずに体をなまらせる奴らの方が───
青田 健康 ですから、「弱小部活潰し」と称しておりまして…
SE[コケる] 天光寺 輝彦 (コケながら)なんでそーなるんだ★
渡瀬 麻由美 えーと、場所は……
赤井 智行 噴水前です。


ME(4)「照れし恥ずかし」
渡瀬 麻由美 ならいいわ。(時計を確認する)
どーせこの時間なら、毎度の下着盗難事件が起こって、コータローがちょうど通るころだから─────
(携帯電話を取り出して掛け始める)
SE[携帯電話のキータッチ音] ナレーター 説明しよう。
渡瀬の持つ携帯電話はツーカーのグループコールも契約しており、応援団本部やコータローとも繋がっているんだよ。
SE[手をたたく] 青田 健康 (ポンと手で相槌を入れる)
さすが麻由美さん。もう既に契りを交わしているとは。
渡瀬 麻由美 (ヤケになって突っ込む)なによっ!「携帯電話」同志がでしょっ。
天光寺 輝彦 (空笑)……まあ、仲良く留年したぐらいだしな。
渡瀬 麻由美 (真っ赤になって何も言えず、アタフタさせるのみ)‥‥‥‥‥!!
青田 健康 た、たいちょ、隊長ッ!
赤井 智行 (突っ込み)アンタだって留年してる口でしょーが★
天光寺 輝彦 赤井ッ!今なんと言った!?(真剣を抜き出す)
赤井 智行 (恐れおののき)い…いや、何でも。
ナレーター あ、蛭館ナレーターの出番ですね。
いやはや、隊長も以外に茶目っ気なとこがあるのですが……口は災いの元なんですよ、赤井君ねぇ?
まぁ、次のシーン行きましょうか。
     

<SCENE2・憩いの場、噴水前>
ME(4)「更なる悪ゾロゾロ」
黒子1 (奇妙な声をあげる)くけけけけ!
(そして飛び掛る)
女子生徒2 (飛び掛られた者に捕まえられ、叫びをあげる)き、きゃあーーっ!
女子生徒4 いやよ、やめてよぉ!(捕まえられたままジタバタする)
黒子4 (変わった慶び声)ひぃえっひぃえっひぃえっ!久々の女だぜ、おい!
黒子3 だよなぁ、処女奪っちゃおうかなぁ。この場でなぁ!
黒子5 それはいい考えだなぁ。それ、やっちゃえ‥‥があ★
(コータローに思い切り蹴り飛ばされる!)
SE[宙を舞い、噴水の有る池中に落ちる] 黒子4 な、なんだぁ。
ナレーター ここで急遽説明しよう!
黒子が女を押し倒そうとするその時、髪の異様に長い影が女の前に現れたかと思いきや、同時にその女を抱きかかえながらも、 後ろ足払いから転じて蹴り上げた!それは一瞬のことであったが……。その人物とは……
ME(5)「コータロー颯爽登場!」 新堂 功太郎 (髪をさーーと風になびかせるポーズで)
学園伝説の噂のヒーロー・新堂幸太郎様、髪をなびかせて颯爽登場だい!
お前らまぁた性懲りも無く襲いやがって。しかも、しかもだ!(顔を振りながら)女子生徒を襲うなんて、なんてぇふてえ奴。
俺はな────きちんと、回転ベッドか布団の上に連れてって押し倒して泣かすっちゅー律儀な方なん────
天光寺 輝彦 力説するな、力説をーーーー!!他主規制剣っっっ!
(剣をブンと振り下ろす)
SE[振り下ろされる剣] 新堂 功太郎 ─────────だぁ!?(かろうじて交わす)
いきなり何しやがる、このハゲ天!!俺の技を真似すんなっっ!
ME(6)「2枚目・天光寺」
天光寺 輝彦 私は断じて、ハゲでは無いッッ!
大体貴様なんぞに任しておいては、余計この場が荒れる一方ではないかっっ!
新堂 功太郎 ハゲと言われただけで怒るようなお前のほうがよっぽど危ねえわ☆
天光寺 輝彦 貴様、何回ハゲと言えば気がすむのだ!!??このシモネタ大魔王がっ!
(剣を何度も振り回し始める)
ME(7)「いっそう荒れまくり」
新堂 功太郎 (器用によけながら)とっ、はっ!ほっ!
黒子4 (弾みで剣先が命中して)んどわっ!
黒子2 (弾みで池に落ちていく)うげああぁ!
SE[落ちる反動で水しぶきがあがる]
渡瀬 麻由美 ナイスコンビ…って、フォローしてる場合じゃないわ☆
SE[暫く剣が空振りされる] ナレーター というわけで、大幅に説明しよう。
風紀委員会より噴水前に駆けつけた天光寺と渡瀬であったが、思わずコータローの本音の前に突っ込まざるを得なかったんです。
それを垣間見た、新堂の恋人───
SE[作者に石を投げぶつける] 渡瀬 麻由美 …違うと言ってるでしょ!?
SE[ショックで目を回す] ナレーター (石直撃で頭をくらくらさせたまま)…あいたたた…台詞を間違えただけだ!
‥‥とにかく、渡瀬は思わず独り言をつぶやいたのである。何故なら、とりあえずその場の黒子達は、その天光寺のささやかな突っ込みとそれに対するコータローの争いに巻き込まれて、全て倒れてしまった為である。
天光寺 輝彦 (怒り込み上げて)おのれ〜〜!これでも未だ言うかぁ!!
新堂 功太郎 (威張り散らす)もっと言ってやろうか!?
     

<SCENE3・生徒会本部>
ME(9)「悪のモチーフ」
ゲンズ赤岩 なにぃ、また黒子達が全滅したとでも言うのか。
ソーセス火納江 いやいやいやいや、そのようで。そろそろ、我ら幹部の出番ですかな。
ゲンズ赤岩 かといって、ノコノコ出るわけには行かないぞ!あいつら全員を呼び出して全滅させない限り、我らが造夢真理教の道は無い!
SE[落雷]
ナレーター うわぁあっ、ビックリしたっっ!
‥いや、行き成り場面が変わるもんで、このようなショック音を伴う展開になれてないんです。
造夢真理教……あの例の地下鉄タリン事件の残りの逃亡犯ではないが、残り3人と人数が一致するのが不気味な符合である。そして、相変わらずの堅物な発想が恐ろしい。
ソーセス火納江 で、如何にしてあの二人を‥‥。
ゲンズ赤岩 二人!?
ソーセス火納江 あの新堂とか言う小僧と、天光寺と名乗る禿げ坊主に決まってるだろう!
ME(10)「悪司祭のテーマ」
SE[手を叩く] ヨッシー吉岡 (手を二、三度合わせて音を立てつつ)それなら5人ですよ。
ソーセス火納江 いやいやいや、何ですと?
ナレーター 今登場したのは、あの高名な悪役・吉岡本人。
だが、厳密には、本人は死に絶えているはずだ。一体どういうことなのかといいますと………
ゲンズ赤岩 (跪きながら儀礼を下げる)ははぁ、吉岡様。とうとう我らが君主のお出ましで。火納江、お前も頭を下げろ!
ソーセス火納江 いやいや、そうでしたな。失礼ながら…蘇生の儀礼を兼ね…(といいつつ跪いて儀礼を一つ入れて)
で、五人と言いますのは?
ヨッシー吉岡 新堂と言うのは…極端戦隊……コータローズ…なる者を結成した本人に過ぎません。
これを御覧なさい!
ナレーター といいつつ、吉岡が指をぱちんと鳴らすと、赤岩・火納江の心の中にイメージを送り込むのだ。空中浮揚の応用技にして、これにてイニシエーションを行うのだ。そのイメージしている場所と言うのは……
     

<SCENE4・応援団々部、稽古場>
ME(10)「最悪の事態」 黒子60人 (60人一斉に笑い上げる)クッキェケーーッ!
後 百太郎 …な、何事だッッ!
黒子6 (うつろな目をしながら蹴りかかる)きぇっ!
SE[強烈な蹴りを浴びる] 後 百太郎 (後頭部に喰らう)……がぁっ☆
貴様らぁーーっ、何を考えておるかあぁーーーーっっ!
ナレーター スクランブルで解説しよう。
ここは、応援団本部にある稽古場であるが、応援団員たちが何故か突如、黒子達として暴走し始めたのだ。
彼・後 百太郎は真面目で律儀な為、ただ発狂しただけだと思いつつ、そんな事を把握しておらず────
後 百太郎 お前ら、セッキョー…
黒子6、7 くかかか、かかれぇーーっっ!(飛び掛る)
SE[ダブルパンチが入る] 後 桃太郎 (ダブルパンチをまともに食らう)──だ☆
     

<SCENE5・生徒会本部>
ME(10)(〜前シーンに引き続き流用)
ヨッシー吉岡 …そう、この人はコータローズの一人、ピンクローズ。その正体は、後 百太郎だそうです。
ソーセス火納江 いやいや、こいつがあの新堂と戦いあったあの応援団副団長…。
ゲンズ赤岩 でも、何故このようなことをするので…。
ヨッシー吉岡 万が一、この人が新堂に加担することになれば、それは恐ろしい敵に代わります。
先ほども‥‥イエローローズである天光寺の前に、黒子5人を失ったわけでしょう?
ゲンズ赤岩 (後ろめたさに)ぐ‥‥見ていたのか。
ソーセス火納江 いやいやいや、流石は吉岡様。
やっぱ、奪ってきた麻原彰晃の体をベースにして意識を蘇生させただけのことはありますなぁ。
ゲンズ赤岩 ちょっと待たんか、火納江。「朝殻彬児(あさからしょうこ)」にしとかんと、創作者がオウムの関係者に…
ヨッシー吉岡 別に良いですよ。それよりも、意識を集中させなさい。いよいよピンクローズの敗れる出番ですよ。
     

<SCENE6・応援団々部、稽古場>
ME(11)「風雲急を告げる」
後 百太郎 (血を吐きつけて)ぐぅばぁっ!
……この程度で…くたばってたま……る‥‥
(頭を踏んづけられて)がぁ☆
黒子6〜25 (束になって)ぐふふふ、悪く思うなよ代行殿ぉ!!??!
黒子26 これも、吉岡様の命なのよ。
後 百太郎 (ひれ伏して顔をつぶしながら)よ‥し、岡ぁ……?!
SE[威勢のいい足音]
ナレーター その時であった。
ドタドタドタと、稽古場に近寄ってくる音が聞こえた。
一体誰なのかは……よぉく耳を澄まして声を聴いて当ててみましょう。そう、我らが主人公たち…だったのだが…
SE[足音が近づいて来る:10行分] 新堂 功太郎 《遠い声で》ジジイ、それは俺の収集品だぞっ!
鹿斗典善 《同じく遠く》ワシの手にしたものはワシのモンじゃ。
新堂 功太郎 《近づいて来て》もとは俺が盗って来たもんじゃねーかっ!
鹿斗典善 《近づいて来る》だったら師匠に寄付せい☆
女4 《遠い声で》こぉの、待てぇ下着ドロボーーッッ!
女3 《かなり近く》返せぇーーっっ!!
渡瀬 麻由美 《近く》二人して覗き・下着ドロしおってぇーー!
天光寺 輝彦 《近く》ドサクサに紛れて女子更衣室のドアを破るよう仕向けおって、最低最悪の極悪師弟もろとも、断ってくれるわーーー!!!
新堂 功太郎 《直ぐ側》俺は弟子じゃねええっっ!!

SE[コータローが勢い良くドアをあける]
渡瀬 麻由美 とにかく大人しくしろ……って…
(気が付いて)……う、後さんっっ!!?
鹿斗 典善 どうしたのじゃモモッッ!
ナレーター (ため息入れて呆れて)ふう、そうなんです。SCENE2の続きのことだったんですが(一瞬上を見上げて)……
     

<SCENE7・憩いの場から女子更衣室への通路>
ME(12)「激しい争い」 新堂 功太郎 (挑発する)ハゲ、ハゲ、ハ〜ゲ♪
天光寺 輝彦 何度も言うでないわっ!このっ、このぉ、このーっっ!
(血管を浮き上がらせて剣を振り下ろす)
SE[剣の空圧で木が斬れる]
渡瀬 麻由美 コータローも、天光寺くんも止めなさいよッ!
天光寺 輝彦 ……ふっふっふ、こやつの息の根を止めない限りは止めんわっ!
ME(12)(一時停止) ナレーター だが、先に天光寺の方が剣をいち早く止めたのである。何故なら…
新堂 功太郎 (余裕で)いよっ!女子高生のモテモテ君♪ハーゲンダッツのアイスをおごるわよん♪
天光寺 輝彦 (ゆらりと剣先を止めてけしかける)ほお、どーいう意味だ!?
新堂 功太郎 ハゲろうぜい♪
天光寺 輝彦 (剣を振りかぶりつつ気合を溜めつつ)く、くぉのれええぇーーーーっっ!
(思い切り居合で振り抜く)喰らえ、だあぁーーーっっ!
新堂 功太郎 ひょい♪(と、あっさり交わす)
SE[器用に交わす]
SE[剣が女子更衣室のドアを真っ二つに切り裂く]
ME(13)「間抜けなブリッジ」 天光寺 輝彦 …だあぁっ☆(身を乗り出す)
新堂 功太郎 ついでにっと♪
SE[足を引っ掛ける] ナレーター コータローが天光寺の足を引っ掛けると、予想通り、天光寺は女子更衣室のドアにぶつかるのであった。
そして真っ二つされたドアを挟んで、中になだれ込む形になったのである。哀れ、天光寺。

<SCENE8・女子更衣室中>
ME(14)「お色気いっぱい」
女5 きゃあっ!?
女1 覗きっっ!?
女3 痴漢よぉーーっ!
天光寺 輝彦 ま、待て女、私は風紀委員特別機動隊々長だ‥‥
新堂 功太郎 (女言葉で)きゃあっ、その機動隊々長が堂々とドアを切り刻んで覗くのぉ?
SE[爺に踏み潰される] 天光寺 輝彦 貴っ、貴様あーー、どういう了見だあ…あ゙☆
鹿斗 典善 ひょほほほ、堂々と覗きはいかんのぉ。それに、環境物破損じゃぞ。
渡瀬 麻由美 お爺さんっ!?
新堂 功太郎 じじいっ!テメー俺のルートで何してやがる。
鹿斗 典善 勿論、下着収集に決まっておるではない……が★
SE[ハンドグリップ撃中]
女4 このスケベジジイーー!
ナレーター なんともこれはまた華やかな格好の女の子たちがいっぱいいるのであるが、それどころではない。ドサクサに紛れてコータローが下着を回収し始めたのである。
女2 あっ!?あたしの下着!
女3 返しなさいよっ!
鹿斗 典善 そうじゃ、それはワシが先に目をつけといたもの……じゃ★
SE[ドツく] 渡瀬 麻由美 (思い切り殴って)女の子のものでしょーがっ!さあ二人ともお縄を頂戴しなさい!
新堂 功太郎 こうなったら…えーと…
天光寺 輝彦 『煙玉』なんかつかわせるかっっ!
新堂 功太郎 …テメーは暫く倒れて(剣先を突き出されて)
‥‥ろっ!?
天光寺 輝彦 そうは行くかっこの色魔がっ!
新堂 功太郎 よぉーし、仕方ねぇ……アラカタ拾ったし…(向きを変えて)
鹿斗 典善 しからば!(二人して走り出す)
渡瀬 麻由美 (気が付いて)…あっ、待ちなさいっ!
天光寺 輝彦 (失礼そうに)すまないっ!これを後で風紀本部へ。
     

<SCENE9・応援団々部、稽古場>
黒子8 そういうことだったのか。
黒子9 退け、退けえ、この場は危ないぞ。
黒子7 (合図)クッキェーー!
SE[黒子60人が一瞬にして退き上げて行く]
ナレーター (ヤレヤレ…と手を挙げて)と言うわけだったんですねぇ−−、これがまた。
というわけで、今こうして辛うじて5人が集まったのです。
いやまた、SCENE7〜8に回想なんか入れちゃって、理解するのに疲れたでしょ?
これまた原作者ではなく、これを企画した人に苦情を言ってね♪
渡瀬 麻由美 あの、後‥‥さん?大丈夫─────
後 百太郎 ─────き‥‥
功太郎 & 典善 き!?
SE[咄嗟に飛び起きる] 後 百太郎 (威勢良く起きる)‥‥キスしてくれぇー−−−!!!!
渡瀬 麻由美 (思いっきり叫ぶ)きゃああああぁぁぁっっっ!!!
SE[麻由美が思いっきりモモに金的ツキを入れる]
新堂 功太郎 あ〜らら☆
鹿斗 典善 ‥‥空手全国大会の後遺症じゃのう☆
新堂 功太郎 こうして、このまま後 百太郎は麻由美の金的突きの前に気絶して出番がなくなったそうな。
めでたしめでたし!
後 百太郎 (大声を出す)‥‥んなわけね−だろ!!!
鹿斗 典善 …生きておったか☆
後 百太郎 (一瞬呆ける)…だ、団長殿まで。
     
新堂 功太郎 ─────ともかく行くぜ。このままあの吉岡達也だか蛭田達也だか知らねーが、ヤローをのさばらしといたら落ち着いてパンティー収集が出来ねーーな。
SE[ドツく] 渡瀬 麻由美 威張るなっ!(功太郎をドツく)
鹿斗 典善 そうじゃ。じゃが、おんしら─────奴を倒す方法はあれしかないが‥‥。
渡瀬 麻由美 私はご免ですからね。あんなカッコ‥‥。
天光寺 輝彦 御老人の指示とは言えその様な『いえろおろうず』なる出で立ちは出来ませぬ。やはり日本男児は……なあ、後─────
後 百太郎 いや、これは団長殿の師事であります!なればその様な格好など恥ではぬぁい!!
新堂 功太郎 (挑発する)そうよぉん♪主人公の俺に逆らう気かぁ?
天光寺 輝彦 ほぉ〜〜お?ならば主人公の首をもぎ取れば、その様な話など聞かなくても済むのだ‥‥
新堂 功太郎 それは駄目駄目♪こんなこともあろうかと、秋田小夜子ちゃんを向こうの客席に呼んであるの。
なのに、せっかくのテル様の晴れ舞台がねぇ…。役を降りたら佐代子ちゃん五月蝿そうだしねぇ〜〜♪
じゃあ、B−8に座ってる小夜子ちゃん、こっちに来てよぉく説得してくれるか……。
天光寺 輝彦 …わ、わぁかった、やめろ新堂!なんでもやってやるわっ!
鹿斗 典善 ‥‥で、あとは麻由美嬢ちゃんだけじゃが…こういう場合は、どうしたものかのう。
新堂 功太郎 (舌打ちしてから)それ言うなら、まだ賭けに負けた分が残ってるはずだから、平気平気。
渡瀬 麻由美 (びくつく)ギク‥‥!
     
ME(15)「善の予兆」 ナレーター はい!というわけで、ここでまた蛭館リポーターの登場であります。
何故かと言うと、漸く意見が一致して、次のシーンで彼ら5人の変身シーンと決めポーズが見れる…いや、聞けるからなのです。
どうしても見たいという人は妄想してみましょう。
渡瀬 麻由美 するんじゃないよッ!このスカポンタンッッ!!
SE[強烈なドツき] ナレーター (何故か、麻由美にドツかれる)あいでっ!
     

<SCENE10・生徒会本部>
ME(16)「意外や意外」 ゲンズ赤岩 なにぃ!?
ソーセス火納江 いやいやいや……丈夫ですねえ。
ヨッシー吉岡 (冷静に)へえー、運良く助かりましたねえ。
万が一のことを考えて、黒子を引っ込めておいて正解だったと思いますよ。
ゲンズ赤岩 …では、あの強さとなると‥‥。
ヨッシー吉岡 いえ、黒子を総動員させて少し様子を見ましょう。弱点さえ見つければ、あなた方で十分倒せるでしょう。
赤岩 & 火納江 弱点?
ナレーター あああ、なんていう事でしょうか。今度は、彼らの弱点探しとは。
……でも、変身後の彼らにはどういう弱点があるのでしょうかねえ……?これは楽しみです。
SE[センスを拡げる] ヨッシー吉岡 (センスを拡げて)…では、今一度黒子達を再び洗脳して、戦士たちに仕立てましょう。
今度は、百太郎くんを倒したとき以上に能力を引き上げて…ね♪
ME(17)「傀儡の踊り」
SE[華麗な舞]
     

<SCENE11・応援団々部、稽古場>
ナレーター (きょろきょろと見回して)
……おや?ここは次々のシーンではないか。
新堂 功太郎 ったく、何考えてんだこの原作者は。
ME(18)「悪の戦闘員」
黒子10 クッキィェー、やっとの出番だぜえ。
黒子12 吉岡様の直々の命令だぜ。
黒子13 やっちまええー−!(いち早く飛び掛る!)
黒子11 くかかかかかーーあっ!(床を蹴り飛び上がる)
SE[強烈な一撃!] 渡瀬 麻由美 (ひじ打ちを頭に喰らう)きゃああっ!?
新堂 功太郎 あ、ニャロー、俺達を変身させない気かっ!?
黒子12 とりゃあーーっ!(飛んで蹴りを浴びせようとする)

SE[黒子11〜13を片付ける]
後 百太郎 こうなったら、私だけでも…とりゃ、とりゃああーーっ!
(蹴りを連続で入れる)団長殿、今のうちに我々は変身ですぞ!
SE[発剄] 鹿斗 典善 (発剄をかましつつ)すっかりなり切ってるのぉ。 では……よし行くぞ、『極端戦隊コータローズ』変身ポーズじゃ、ローズベルトを翳せいっっ!
SE[気が付いて] 新堂 功太郎 (感づく)あっ、ジジイ、俺のセリフ取りやがったなッッ!
天光寺 輝彦 ちっ、御老人と極端内閣の首相にこれ以上逆らうわけには行くまい。では‥‥!
(といいつつ、腰元に手を宛がう)
SE[5人全員が、腰元からローズ・ベルトを一斉に外しにかかる]
SE[頭上の斜め上に傾けながら、一気に腕に絡めて、鮮やかに翳す]
ME(19)「変身前の興奮」 ナレーター おおッッ、このシーンにて漸く変身する為にローズ・ベルトを外して腕にあてがいました。
それを頭上に翳して……
コータローズ5人 (一斉に声を合わせて)……変身っっ、極端戦隊、コータローズッッッ!!!!!
ME(20)「コータローズ転身」
ナレーター (喜ばしそうに)おおお、待ってましたっっ!
ついに、5人ともバトルスーツを身に纏って姿を現しました−−−っっ!
     
ME(20)「〜決めポーズ」
SE[バトルスーツ装着完了]
SE[拍子木] ブルーローズ 自由流空手道にしかして、元応援団長の鹿斗典善、ブルーローズじゃ。
SE[剣先を後に構える] イエローローズ (剣を後に構えつつ)音に聞こえし、風紀委員特別機動隊々長に仕えし剣術の使い手・この天光寺輝彦─────。
『いえろおろおず』なる者に致─────‥‥ぬっ!?(突如、太陽が照らし)
SE[太陽光が照らし跳ね返る] 女子生徒3 (照り返されて手を思わず顔をさえぎる)きゃあッ!?
ま、眩しい……っ!

SE[手を叩く]
男子生徒2 (眩しがる)うわっ、成程・ざ・ワールド!
(手を叩いて)光り輝くハゲの色とは───────
天光寺 輝彦 (高らかに)ふふふふ、その通りと言いたいところだが‥‥、いつの間に人だかりが出来ていたのだぁーーー!
(すらりと剣先を向けて)特に貴様だ、次にその台詞を言ったらどうなるか分かっておろうな。
男子生徒2 ………!………………!!(まともに声が出せない!)
ナレーター あーあー、この男子生徒はなんて不幸な事でしょう。
わざわざ解説する為にその役回りをされた方、本当〜〜に、誠に不幸な事です。今後言わないようにしましょうね。



ME(20)「〜(スローテンポ)」
ピンクローズ (迫力満点)続いてッ!
応援団副団長を努める 後(ウシロノ) ッッ!ピンクローズッッッ!!!
団長代行の身分であるッッ!!
─────って、(怒りのあまり、震えたった煮えたぎる声で)貴様ぁっっっっ!!!!
なぜ、何故この私をおおーー……ピンクなぞにしおったあああーーーーー!!!!!
ブラックローズ (呆気らかんと、可笑しそうに笑いつつ)あーー、お前なら名前に劣らず本当に男ムサいしなぁーーー。
わざわざ「モモ」に因んだ色にしてやったのよん♪良きに計らい給え♪
SE[シビビン] ピンクローズ (思わぬ答えに、ブレークダンスして飛び回る)シビビン、シビビン、シビビンビィ〜〜ンッッッ!!

団長殿、この私めと代えてくだされええ☆
ブルーローズ ワシだって、この頭大きさ専用のメットとスーツじゃからのぉ…。
ナレーター …というわけで、次ぎ行きましょうか。
ME(20)「〜(元のテンポで)」 渡瀬 麻由美 渡瀬 麻由美、花もあざ笑うピチピチのセヴンティーン……って、この台詞は何よ、アマクサシロート脚本家はッッ!
石ぶつけちゃるわッッ!!
SE[石が徐に何発も撃中] ナレーター (何度も石を投げつけられる痛い思いで)うわっ、コラやめろっ!あいたたたたっっ!
し、失礼、一応『紅一点』ちゅーことで‥‥原作者に物言え−−ッ!
SE[小石を何発も喰らう]

SE[大岩が落石して停まる]
ギャグレキスト後藤 (同様に投げつけられる思いで)こら、俺に振るなッッ!話が進まんではないかっ!アイダダッ!
もう投げるなって、続い────────でええ★(大岩を頭上に投げつけられて気絶‥‥)
ブラックローズ (痺れを切らして)コラァ、遅えぞッッ!いつまで待たせる気だッッ!もう待ちきれねーーぞっっ!
そう、この俺がッッ!応援団も真っ青の、天下無敵の世界最強の美男子・新堂 功太郎様だッッ。
で、ブラックローズをやってるってこと♪
渡瀬 麻由美 (小言で突っ込む)…じ、自分だけ持ち上げといて……!
ナレーター というわけで、漸く口上も終わった事ですし─────………アクションコーナー!
SE[ゴングマンが出現して、ゴングを一つばかり鳴らす]
     

<SCENE12・憩い場近くの通路>
ME(21)「戦闘開始」 黒子たち (一斉に束になって)行け行けぇーーー!かかれえーーっ!
(道を塞いで)先を許すなぁあーーー!
レッドローズ (気合を溜めつつ)はぁああーーっ、りぇー…きぇえぇえええーーん─────……
黒子13 まずは女をやれええっ!
ナレーター と言ったところを、3人まとめて、息を吐き出しつつ……
レッドローズ (一瞬で)『ハートブロゥクン・ショット』!!
黒子13〜15 うわああぁぁっっ!
SE[黒子3人が倒される]
ナレーター そして横では‥‥まるで麻由美のチチを庇うかのように、主に足で打撃攻撃を繰り返していたのです。
ブラックローズ とりゃとりゃとりゃとりゃっっ!『ソーダ・ローキック』連続蹴りじゃっっ!
SE[連続蹴り炸裂(〜以下2行同様に)] 黒子16 ぐぎゃああっ!
黒子17 うわああぁっ!
黒子18 だあっ!!
ブラックローズ (調子に乗って、やられた黒子の上に飛び乗りながら)『ムテキンパーーンチ』ッッ!
SE[拳圧が飛び交う] 黒子19〜28 (拳圧が結束を崩して行く)……反則だああぁっ!
黒子29 (彼方へ飛ばされつつ)そんな技、リストになかったぞッッ!
ピンクローズ (怒りを抑えつつ、)……ええいくそっっ、これでは色物扱いではないかぁっっ!
(と言いつつも、正拳を連続してかます!)
黒子29 (顔に命中されて)ぐぁぶ★
SE[鈍い音] 黒子30 (拳で腕を折られる)どぅあッ!
ナレーター ────とか言いながらも、八つ当たりの如く拳を何発もいれてますがねえ……おおっっ!この音楽はーーっ?
ME(22)「最強実践・必殺バリケーン」
ピンクローズ …見ておれ新堂、この後 百太郎の息吹をッッ!
SE[首を鳴らして深い息吹が入る] ナレーター ほう、両手を十字に組みましたねぇ。そして、空手で『息吹』という独特の呼吸と言う事は……メタリウム光線かストリウム光線でも出す気でしょうか?
ブラックローズ (思わぬ突込み)…せめてスペシウム光線にしとけって。
ピンクローズ うるさいと言うとろーが☆
ともかく─────『モモタロー・バリケーン』ッッ!!
SE[超昇圧モモタロー・バリケーンが発生] 黒子31〜50 うわあああああーーーーーーーーーーーーー…………………………っっっ…………!!
(神がかり的な風の前に、20人とも声と供にかき消されていく)
ブラックローズ へえぇ、中々やるじゃん。さすがモモちん。
男子生徒3 (呆気に取られる)すっげぇーー!竜巻並だぜええ!
女子生徒4 (思わず、退き返りながら)……それに引き代え、なによこのジジイッ。
ME(23)「イタダキマンボ」 ブルーローズ それ、『ドツボ地獄突き』じゃ☆
SE[4人に対して、確実にツボを突いて行く]
黒子51 (ツンと突かれて悶える)ああんっ!
黒子52 (ツボの前に興奮する)やぁ……っっ!
黒子53 (ツボを押されて感じる)はぁ‥あ、
黒子54 (ツボの気持ちいい声)あふふぅ…うっ!
ナレーター なんと、驚く事なかれ!4人に対して、一回だけ、体のある点を突いただけで4人はバッサバッサ、アンバッサメロン!
と、倒れていくのである。しかも、それは「乳房」や「××コ」のような急所ではなく、しびれるツボを知り得ているだけにまさに地獄なのである!
さすがは、応援団を何十年も勤めたわけではないのであろうというべきか。
男子生徒1 見た目は大した事ないのになぁ‥‥。
女子生徒2 (疑惑の視線)さすがは元団長と言うだけあるけどね─────
レッドローズ (呆れて)……ただ感じるツボを押しているだけのよーーな…
ブルーローズ じゃ、嬢ちゃんにもやってやるかの。すりすり…‥と(感じるツボを押そうと探すフリしてさする)
レッドローズ (怒り突っ込み)ひいいいっ☆止めんかッ!
SE[金的蹴り炸裂] ブルーローズ おおおお☆
     

<SCENE13・生徒会本部>
ヨッシー吉岡 (何に喰い見ているかのように)……!
ゲンズ赤岩 ……奴らには全然欠点が見えとらんじゃないか。
ソーセス火納江 やいやいや、これでは黒子が全滅しますねえ。我々が直接行くしかないですか。
ヨッシー吉岡 (瞑想中)…………………………!!!
ソーセス火納江 (呆気ない顔をして)何を考えているんでしょうねえ、この方☆
ゲンズ赤岩 そう言うな、こやつは今、イニシエィションに入っておられる。我々ですら、こいつに逆らえば‥‥
ME(24)「最悪のモチーフ」 ??????? ググォォ………!ゴグウゥオオオ………………ォン………!!!
ソーセス火納江 …は?今何か聞こえませんでした?
ヨッシー吉岡 (扇子を閉じて)…来ましたね‥‥!!
赤岩 & 火納江 (疑問)は?
ゲンズ赤岩 吉岡様?
ヨッシー吉岡 最強の破壊神‥‥滅美こそ……わが、最後の破壊神よ‥‥!!
が!貴方たちが弱点を創ってくれさえすれば………!!!!
我が薔薇十次会がこの世を破壊できるときが来るのです………!!!!
ゲンズ赤岩 薔薇十次会?
ME(24)「〜最大の悪魔来たりて」
ヨッシー吉岡 薔薇十字最弱の業にして、基本的なこと─────それこそが、純粋な破壊を生むのです。
それこそ、まさに綺麗に散る事の理念。薔薇の黒き部分…紅き部分…白き部分…そして…クロスした下部こそが紫色に変わる……!!!!
さあ、二人とも行くのです。万が一のこともお考えになり‥‥!
ソーセス火納江 ま、まさか貴方が……赤岩総帥を……
ヨッシー吉岡 ……そう取りたければ、そう取ってもらって構いませんよ♪
…でもねえ‥‥それが貴方方に可能でしょうか?
ゲンズ赤岩 (体が震えて)か…ばかな‥‥‥この私までも…傀儡に……………!?
アイヤイヤイア……やはり‥‥‥自分では体が…動きませんなあ………!!
ヨッシー吉岡 …さあ……行ってください……………………!!!!!!!!!
     

<SCENE14・生徒会本部への通路>
ナレーター さぁ、場所は元のコータローズ達の焦点に戻しまして─────
ME(25)「戦いは白熱」
レッドローズ 『ハートブロゥクン・ショット』ッ!
黒子55 (心臓部を打たれて飛ばされる)ぐ…ぁ…っ。
イエローローズ ふふふ、秘剣・『ハゲテンゾード、十字斬り』ッッ!!
(黒子56の服を八つ裂きにする)
(怒って)……しかし何だッッ!この技の名称はっ!!おい、新堂ッッ!
ブラックローズ (ニタニタと苦笑いしつつ) …まさに「剥げてんだぞー」と言わんばかりの名前にしてやったんだ。
あらよっと♪ (拳を2発命中させる!)
SE[ダメージと供に倒れる] 黒子56 …ぐ☆(倒れる)
黒子57 ぶべええ☆(ノびる)
イエローローズ ハゲではぬぁー−いっっ!このいい加減作者めええっっ!
(剣を振りかぶり)………ちぇーすとっっっ!
黒子58 & ギャグレキスト後藤 (異様な剣圧が心臓に響きつつ)……ごぶぅっ…
ギャグレキスト後藤 (ショックで体をヒクヒク)…なっ、なんでボクちゃんまで………★
黒子59、60 (慌てつつ)うわ、うわ、うわわわ、なんて強さなんです。
黒子61 どうしましょう、団長殿ッッ。
 
SE[何故か通路の蓋を破って出没する] 慌てるブタ …慌てる子ブタは、モライが少ない…………!!!
SE[賽銭をまき散らして消えていく]
 
黒子59 とにかくどうしましょう…って─────

SE[強力な蹴り]
ピンクローズ (怒りのまま)今の私に聞いてどうするんだぁっっ!
(蹴りを浴びせて)気合で何とかせんかぁぁぁーーーっ!
黒子61 いつものセッキョーと変わってなっっ………!
SE[2人まとめて倒れる] 黒子60 だああ!(2人一斉に倒される)
ピンクローズ (調子に乗って大笑いしつつ)ぐわははは、ここで一発息を入れなおして……むううううっ!!
(息吹を入れなおして)『モモタロー・バリケーン』………
SE[剣で思いっきり頭に突っ込まれる]
ピンクローズ ん゛★(と言いつつぶち倒れる)
ナレーター …ん、おや、誰でしょうか。これほどドハデな技を事前に食い止めて不発にしようとする男は─────あ、
SE[剣先で軽くはたく] イエローローズ 貴様、それで一気に黒子を全滅させる気か!?
(怒りに含み笑い)大体この私のような剣の達人の出番を削るほどまでなのかぁ、ウシロノよ…
黒子62 (怒りにたぎって)何をキザぶってんだハゲ野郎ッ!!
イエローローズ ……誰がハゲだ、『ハゲテンゾード・十字斬り』ッッッ!
SE[斬り付け倒す] 黒子62 (驚いて)…ん、んな馬鹿なぁ‥‥‥‥‥ぐぶぅぅ!(斬りつけられて意識を失い倒れる)
イエローローズ しかし、なんだなぁ‥‥こうも簡単に黒子たちを倒して、後は生徒会本部にたどり着くだけとは………!
だろうなぁ、そこの木の上の……♪
ME(26)「殺気混じりの悪気ありて」
ナレーター ……そのとき、イエローは特別な気配に察知していた。
さすが頭を反っているだけあって、気合十分で相手の気配を的確に把握する力があるようだ。
ブラックローズ (たち悪い笑いで)ほぉーー、誰が?このアマクサドシロート脚本家の言うとおりになんかならねーぞ。
大体、「毛生えない」ヤローがよ。(鼻をほじりながら)
イエローローズ (からかい半分で笑って)よく言うな、この長髪お尋ね者がなぁ……!
ナレーター イエローローズはそういいながら、ブラックローズの顔目掛けて真剣の先を向けて調髪‥‥もとい、挑発した。
だが、いつものやり取りだけに、渡瀬が次のように止めに入るのである。
レッドローズ (止めようとばかりに)こんなとこまで喧嘩してるんじゃないわよッッ!
ナレーター ─────てね♪
しかし、これは確かに二つの巨大な気配である。方や異様にでかい殺気であったが、もう一方は少々老いた様な、人並みより若干劣ったような気であり、まず先の気に隠れていなければ見破れなかった事だろうと思われるが────
ブラックローズ (たちの悪い笑み)そんな事も気づいていなかったのかな!??!
イエローローズ (半分焦って)気、気付いておったわッッ!
ナレーター …そうは言いつつ、剣を『気』の先に向けなおすイエローローズであったが………!
ピンクローズ ホントかぁ〜〜?(と、禿げ上がったイエローの頭を撫でつつ)
イエローローズ (大怒りで)ウシロノッッ!!!貴様ぁ……
ブルーローズ (笑いつつ)ひょほほ、じゃが、ワシは気付いておったぞい!
ピンクローズ 流石は団長殿。
 
ゲンズ赤岩 じゃが、そこまでだ!
ソーセス火納江 イヤイヤ、じっくりとヒッポリト星人、弱点を見させてもらいましたよ♪
ブルーローズ ヒョッ!?
ME(26)「〜邪悪な刺客現る…!」
ピンクローズ ほう、気合をたって我々の後ろに回っていようとは……!!
イエローローズ 相当の手馴のものだな……んん?どこかで見たような気が…いや、そのバッヂ……(チラリと見やって)
ブルーローズ (一目見て判断するや)武心館のようじゃな、全国空手選手権で我々を批判しおった…
レッドローズ あの金剛流の!?(焦って)
ゲンズ赤岩 (威厳ぶって)そうだ。いかにも私は金剛流にして大会の主任をしていた赤岩。
しかし───我等が君主の吉岡様が態々、傀儡により蘇らせてくれた今は『ゲンズ赤岩』!!
ソーセス火納江 イヤイヤその通り。この爺さん、一応は私の父さんなんですよ。
……で、今は左の守護神として、そこのブルーと今一度、正々堂々と戦いたいそうですよ。
あ、言うの忘れましたがね─────私は、イヤイヤ、
ブルーローズ まさか、お主がそこまでして────この私と正式に決着をつけるべきことなのか。
ちゅーことは……ムグ☆(コータローの髪でグルグル巻きにして、口を防がれる)
ブラックローズ ていうことは、こっちの異様な気の持ち主は────……えーと……男に興味はねえッッ!
ピンクローズ (怒り)貴様ぁーー!団長殿の口を封じておきながら、なんだその台詞はッッ! その男は───その男は────────………一面識もないな☆
ソーセス火納江 (突っ込む)火納江陽水ですよ☆
で、同じく右の守護神の『ソーセス火納江』、
火納江 & 赤岩 (声を合わせて)二人合わせて……『ゲンズ & ソーセス』ッッ!
ナレーター 決まったーーーー!! というか‥‥
SE[シラケ鳥が飛ぶ]
ME(27)「コミカルの嵐」
ナレーター …そう、この洒落はあまりにつまらないのだ。大体、この元ネタのバンド自体について作者も全く知らないのである。
ブラックローズ (呆れて突っ込む)…だったら書くなよ☆
ブルーローズ (同じく突っ込む)…ファンからカミソリメールもらっても知らんぞい!
ピンクローズ …全くですな。(顔を前後に揺らして頷く)うんうん。
 
ブラックローズ (結ばれた長髪を器用にクルクルまわして)というわけだ、この手柄はピンクとイエローにくれてやるか。
(と言いながら、長髪の先を2又に分けてピンクとイエローに向ける)
SE[長髪を器用に2回転させて反動をつけるや、先を分けてピンクとローズに指し向ける]
ピンクローズ 貴様、今までロクデモない設定にしておいてよくいえるな・・・。(剣先を構える)
イエローローズ (真顔で)右に同じくだ。
ブラックローズ あーー、冗談だ冗談。
ナレーター まったく、二人の態度に呆気らかんとした顔で、笑いつつも答えるコータローなんです。
ホント、真面目にやってほしいよ。
イエローローズ (怒って)そうだ!
ピンクローズ (煮えくって)冗談で済む話か、これが!?
イエローローズ (剣を振り上げて)・・・きさま、そこに直れ!根性を入れなおしてやるわっっ!
ナレーター なのにねえ、小馬鹿にするように、まだもベロを出したりして・・・
ブラックローズ (舌を出して)べーー・・・だ!
ベロベロのレロレロレロレ〜〜の叔父さんのガングロの・・・・・
ピンクローズ (完全に煮えきって)ようは、舐めきってるんだ貴様は・・・・・・!!!
(逆上して)大人しくせんかぁーーーッ!
ME(28)「モミクチャな展開」 ブラックローズ やっだよーだ!
ピンク & イエロー くそこのっっ!
SE[拳やら拳やら何度も飛び交うが、コータローは器用に飛び跳ねたりして交わしていく]
ナレーター (情けなく)あーあーあー、もーーこいつ等ってば本当、こんな展開ばっかりですね。
さすがにナレーターもついて行けなくなりそうなぐらいでしてね、彼ら2人も出番を待っているんですよ。
レッドローズ もうっ喧嘩してる場合じゃないでしょってば★
ブルー ・・・ま、これはこれとして面白いんじゃがのう、しかし─────
ソーセス火納江 アイヤイヤ、われわれを無視しているような気がしますな。
ゲンズ赤岩 全くだ!
ナレーター ・・・そりゃそうでしょう。あれだけベタなダジャレかました後ではね・・・・!
ゲンズ & ソーセス 余計なお世話だっ!
ゲンズ赤岩 ともかく、今のうちにレッドだけでも倒してしまいましょう。
ソーセス火納江 そうですな、これが命取りだって言っただろうになぁ、いやいや・・・・・!!
ゲンズ & ソーセス (2人して悟られないように近寄っていく)
ナレーター 危ないぞ、レッド・ローズ!後ろから2人が押し迫っているぞーー!
     

<SCENE15・生徒会本部>
ヨッシー吉岡 (冷静に事を見てセンスを広げ・・・・) …ふっ、これで一人減ったか……!
?????? ・・・・・・・・・・・・ぐぎゃ……………!!……………………ぎゃぎゅぐぐぎゅ・・・・オムゥオン………………………!!!
ヨッシー吉岡 最後は・・・・お前がやるンだよ……!!!
     

<SCENE16・生徒会室への通路>
レッドローズ きゃああああっっ!
ME(29)「悪ノリ著しく」 ナレーター あああ、やっぱりお座成りな展開で、レッドローズは弱点という虚をつかれて攻撃のまもなく捕らえられてしまいました。
こうして、レッドこと渡瀬は人質と化してしまいました。
ブラックローズ (涎を垂らして)……どうせならよ、人乳[ヒトヂチ]にしてもらいたかったぜ!
すりゃ、俺としても助かるん───
ME(29)「〜(スローモーに緩和される)」 ピンクローズ (呆れて)………本当にのん\\きな奴だな、お前は。
イエローローズ (正直)全くだ!
ピンクローズ 大体な、貴様この俺をいつまでもピンクにさせておく気かぁ!?
なんならお前のブラックローズの座を頂いた方が好都合なのだがな。
イエローローズ ふん、このたわけ!この「いえろおろおず」なんかどーだっていいわっっ!ことは奴らを倒すためなら…
ブラックローズ (疑って)ほお!?ならばこの役辞めて小夜ちゃんとこ戻れば!?
イエローローズ 貴様、まだ言う気か…………!
ピンク & イエロー 意見は一致したな。では・・・・
ナレーター だが、その瞬間が奴らの痺れとともに切れかかって─────
ゲンズ赤岩 (痺れを切らして)もう、このわれわれを無視するのもいいかげんにしろっっ!
ソーセス火納江 こうなったらこっちから行くかっっっ!
ナレーター と、飛び掛っていってしまったんですね。しかも、彼ら3人は内輪もめしていて・・・・
レッドローズ (投げ飛ばされて)キャンっっ!
ナレーター と、レッドを投げ払って飛び掛るものの────────
SE[2人飛び掛る]
ME(30)「超攻撃の嵐」 ピンクローズ こぉぉの食らえいっっ!!『モモタロー……バリケーン・最大出力』ッッッッッ!!!!!
イエローローズ 秘剣・『ハゲテンゾード十字斬り、最強バージョン』ッッッ!!!
SE[モモタローバリケーン発生!]
SE[鋭き十字斬りが入る]
ゲンズ & ソーセス う、うわ、うわああああああーーーーーーーーーーッッッ!
SE[2大技の威力に2人巻き込まれズタボロと化す]
ナレーター …だから、タイミング間違えてるって言ったのに、そんな劇中に飛び込んでしまい─────やられていく二人であった。
ME(30)「〜回想」 ゲンズ赤岩 …く、‥‥くそおお………!!鹿斗と‥‥‥‥‥‥決着を…………!つけ‥‥た‥‥‥かっっ……………
ソーセス火納江 …………その‥‥‥通り‥‥だ…………!
SE[2人とも消えていく] ブルーローズ そうかそうか、草加煎餅。そうのう、お主たちが……。
ブラックローズ そんな事より先行くぞ、おめ−らッッ!
イエローローズ …ちっ、しとめそこなったか……。
     

<SCENE17・生徒会本部>
ME(31)「滅美の舞」 ヨッシー吉岡 (演舞を舞いつつ、怪しげな声で…) 滅べ………滅びよ…………
皆のもの……皆よ……この世のもの………凡て…………滅んで……………─────
ナレーター 今も尚、舞い続ける吉岡の姿がある─────それは一体どういうことなのだろうか?
火納江と赤岩も倒された事に気付いている今─────なんのために?作者ですら読めぬこの行動ぶりは─────
ヨッシー吉岡 (尚も怪しげな声で…) 滅べよ……壊しあえ…………!皆のものよ……!この世の限り………凡て…………滅美逝くもの…………………──────────
ナレーター しかも、このおぞましき程に凶悪なイメージが乗り憑ってくる感触は─────このWEBを乗り越えてくるようです。
しかし、その舞の途中で─────
SE[勢いよくドアが破られる]
ヨッシー吉岡 (振り向いて)……………………………………!!!!!
ME(32)「コータローズ参上!!」 ブラックローズ ───やいやいやいやい、やいっっ!吉岡ああぁっっ!!
ヨッシー吉岡 ………………!来ましたね─────────
ブルーローズ コータローズ参上じゃぞい、ヒョホホホ★
イエローローズ (きっぱりと)──私は違うッッ!
SE[肩を叩く] ピンクローズ (イエローローズの肩を叩いて)…おちつけ、天光寺。
イエローローズ …お前に言われるとは思わなかったがな………!
ヨッシー吉岡 ですが………勝てますかね─────────
ブラックローズ (乗り気で)おおっ、やったろーーじゃん…
うらああっっ(飛びつつ蹴りを入れようとする)
ME(33)「闘いの時」
ナレーター おおーーーっっ!?いきなり戦いの火蓋が切られたようです……が…
SE[床を蹴り上げて飛行していく]
ブルーローズ (気が付いて)まて、弟子っっ!
ブラックローズ 誰が弟子だあ─────どあっ!?
SE[蹴りを跳ね返される] ナレーター 吉岡の気のようなもので覆っているあれは……!
ブルーローズ 結界じゃな。まともに物理攻撃を加えれば恐らく・・・・
ブラックローズ ならば・・・『窒息臭気砲』ッッ!
SE[軽くて鈍い屁の音]
ME(33)「〜コミカル」 レッドロ−ズ (鼻を摘んで)・・・な、なんちゅうー臭いのを出すんじゃッッ!
ブルーローズ (鼻を抑えて)おおお、鼻が耐えぬ☆
ナレーター ・・・しかも、吉岡は鼻を摘むまでもなくこっちへセンスで煽っていた。しかし、WEBを通して匂って来そうなぐらいである。
イエローローズ (鼻を摘んだまま怒って)学習というものをせんのかぁっっ、貴様は─────
ブラックローズ (さらにジャンプしつつ)続けて食らえ、『竜之口臭』ッッ!
イエローローズ (もっと強く摘んで)ぐ★まだ出るのか貴様はッッ!
こうなったら吉岡と貴様の尻もろとも切り刻んでくれるわーーーっっ!! (居合で吉岡を切り抜こうとして)『ハゲテンゾード十字・・・』・・・・なに!?
SE[剣が透り抜ける] レッドローズ (その光景を見て)空振り!?
ME(34)「傀儡の舞」 ヨッシー吉岡 やれやれ……こんな事も見抜けぬとは───・・・・・・
(扇子を前に振りぬき、軽く体を前に押しやる) ──はっ・・・・・・!
SE[扇影の大打撃] イエローローズ (胸を打たれる)ぐはぁ・・・っ!
ブルーローズ 馬鹿な・・・ホログラムが動いて反撃じゃとっ!?
ナレーター 鹿斗が驚くのも無理は無かった。レッドローズやピンクローズの背後にも吉岡の姿が見えながら、 イエローローズだけがダメージを受けようなど、とても考えられやしないのだ。
ヨッシー吉岡 じゃあ──こんな千葉流奥義なんてどうです・・・・・・・・!!
ME(34)「〜衝撃が走る」
SE[超巨大化のイメージが送込れる] ブラックローズ な、なにいいっっ!?
ピンクローズ (鼻を摘んで)ま、まだ臭・・・・・・★
─────どおおっ!
ブルーローズ (驚いて)どうしたのじゃモモっっ!?
ナレーター (驚愕)うおおおお、信じられません。あのヨッシーが巨大化したように見せられるこの光景・・・・・・!
ヨッシー吉岡 これでは──まだまだ────私の敵ではありませんねええ・・・・・・・・!!
SE[扇子を仰ぐと、凄まじく凍てつくほどに寒い波動が迸って行く]
ピンクローズ (顔を疾風から遮るように覆いつつ)ぬわああああ★
レッドローズ (吹き飛ばされかけて)きゃあああっ!
ブラックローズ 大丈夫かぁ、麻由美っ!?
レッドローズ それより、お爺さ・・・・んっっ!何処にしがみついてんですかっっ!
ブルーローズ (笑いつつ)ひょほほ、フトモモにしがみついてれば安心じゃ。
ブラックローズ ジジーはモモタコのフトモモにしがみ付いてろっっ!
(気が付いて)て、そうだ。あのモモタコの技なら──
SE[息吹] ピンクローズ (分かっていたように)ふふふ、よく気が付いた新堂。行くぞっ!
(息吹を吹き吐いて)『モモタロー・・・・・・バリケーーン』っっっっ!!!!!
ヨッシー吉岡 なにっ・・・・・・・・!!
ME(35)「大逆転!?」
SE[モモタローバリケーンが凍てつく風を破る] ナレーター おおお、出ましたーーー!
後 [ウシロノ] の必殺技・『モモタローバリケーン』が、今まさに幻術張りの恐怖の覆い風をつきやぶりましたーーー!!!
が・・・・またも消えて・・・・・
ブラックローズ そこだっ!『ソーダロー・キック』ッッ!!
SE[5発連続で強烈なキックが決まる] ヨッシー吉岡 良く・・・・・・見破りましたねえ──────!!
SE[大打撃] イエローローズ ぐばぁあ!
SE[大打撃] ブルーローズ ・・・ぐ★
SE[大打撃] ピンクローズ がっはぁ・・・・!!
SE[大打撃] レッドローズ あぁあ・・・・っ!
ナレーター なぜ?何故、吉岡に攻撃を入れたはずが他のメンバーの4人にダメージが行ったのか・・・・!!??!!
これは摩訶不思議でしょうがないです。
ヨッシー吉岡 おしいですね新堂くん─────!!!!我が傀儡にかかっていなければ、私が倒されていましたよ。
それに啓して───・・・言っている意味を教えて差し上げましょう─────。
ブラックローズ ナニ言っているのか知んないけどよーー、いいかげん倒れやがれっ!
もう20ページ以上繰ってんだよっっ!
ME(36)「突如、回想」
ヨッシー吉岡 ですから───・・・・!!私が倒される前に言っている意味を教えましょう・・・・・・─────・・・!!
倒す前に倒れては、我が究極の『滅美』・・・・その『滅美』を願う破壊神を呼べませんからねええ─────。
そしてその『滅美』とは────すべての破壊───世界が薔薇色に染めきる時こそ全て破壊されるのです。
SE[咆哮] ターラ=ジドー ずぅぎゅぅぐおおぉおおお・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!
ヨッシー吉岡 そうです─────!!!!三大薔薇が揃って、初めて薔薇十字会は結成されるのです。
ブルーローズ ・・・んな、なんじゃとお?
ヨッシー吉岡 三大薔薇がクルスの右、左、真上に従い・・・・、薔薇十字会の会長を務める私が倒れるということは─────。
3つが崩壊し、真下に残ってにごる─────それこそ『真の薔薇の色』─────紫色の薔薇が降臨するのです。
その紫に変わる最後の兵器こそ、そこに今来た─────破壊神・ターラ=ジドー!
ナレーター この様子を聞いていた打撃を受けた4人は、紫色に顔を冷めさせる以外に無かった。
さぁ、これがコータローズ最期のバトルとなるのです。
ヨッシー吉岡 (血を流しつつ・・・)3番目・・・私の・・・命を持っていきなさい─────!
ブルーローズ ─────だとしたら・・・すま何だ・・・・・紅薔薇よ・・・・・!
お前との約束────敗れなくて───・・・・・・!
イエローローズ どういうことなですっ!?
ピンクローズ (首を抑えつつ)団長殿おおッッ!?
SE[首をしめる] ブルーローズ こりゃ首をしめるでないモモっっ!ワシが浅はかじゃった。
紅薔薇の背後の黒子たちは────タラコ生徒会下、そして紅薔薇をいざというときは倒そうとばかりにつけた『青き薔薇』の一部だった。
ブラックローズ 今はそんな能書き聞いている場合じゃねえんだよっっ!
レッドローズ ちょっと位いいでしょーがっ!
ブルーローズ 優しいのう、嬢ちゃんや。
レッドローズ (半分怒って)かといって、何処に手を伸ばそうとしてるの?ドサクサ紛れに・・・・!!
ブルーローズ でな、ワシの別荘にかかってきたのは、その真相を知った上で吉岡めが、傀儡をかけて薔薇戦争を嗾けてきおっただけの話。
そして、あの我が弟子の飲み込んでいた財産は・・・もとは、鶴ヶ峰学園の作り上げた理事長の財産じゃ!
ヨッシー吉岡 ・・・・そうです。巨大な学園のいざという時の運営費用を、世界を調和させる目的と変えたのは・・・・
ブルーローズ 喋らんで良い!じゃから、ワシの手でそのお前を葬ってあげよう。
二度と、何処からも悪用されよう無きほどに・・・・そりゃ、『ドツボ地獄突・・・』・・・・・・ぬっ!?
SE[消え逝く] ナレーター なに?鹿斗が止めを刺す前に吉岡の体が消えた・・・!?!!
いや、というよりも・・・・・・・
ブルーローズ 奴は、もともとホログラム的な存在じゃったのか・・・・!!
それ故に・・・命供に体も消え行く運命・・・・・・!
     

<SCENE18・学園路一帯>
ME(37)「破壊神現る!!」
SE[超咆哮] ターラ=ジドー ぎゅぅぐぉ・・・・・・・・・!!!
男子学生3 ぐわぁぁぁーーー!(悲鳴と供につぶされる)
SE[駆け出し逃げる] 女子学生1 助けてぇーー!(逃げ惑う)
ナレーター いや、まだ終わったわけではなかったのです。先ほども前シーンで『最期の戦い』とは言いましたから。
最期の吉岡の命を吸収して、ついに紫色のと化した破壊神は、身長52メートルと変化して生徒会総本部の屋根を壊して現れた。
そしてまずは、この鶴ヶ峰学園を崩壊しようとしていた。
ターラ=ジドー (大きな響き)わーーーははははは、生徒など喰らってやるぞ!それとも「クラッて」調に倒れるがーーーぐわばばっっ!
SE[学園の時計棟を破壊!]
SE[時計棟の砕けた破片が落ちる]
女子学生4 (駆け疲れて)はぁ、はぁあ・・・・!だめ・・・・っ!
ブラックローズ (瞬時に駆け寄って起こす)大丈夫かぁっっ!
イエローローズ (同じく駆け寄り)さすが女となると早いな、こやつは。
ピンクローズ (駆け寄って)くそ、私とて団長を載せておらねば・・・・!
ターラ=ジドー (大きな響き)ぎゃはは、壊せ、声合わせを「わーーっせ」と!
イエローローズ ・・・やはり、あのタラコクチビルが破壊神か!
ターラ=ジドー (高らかに笑いながら)喰らえッッ!地獄の炎ッッ!
ME(38)「絶望の危機」
SE[地獄の様な炎が繰り出される] ナレーター のわーーーっっ、アチアチッ!何で私にまでかかるのよっっ!
ともかく、時計棟のみならず、学園の1〜4号棟はすでに火の海と化していた。もはや一刻の猶予も許されないのだ。
さあゆけ、最期の戦いだ!
ブラックローズ ───とのコメントもあったし、こんなタラコ相手に相場が決まってんのはあれしかねえだろ。
レッドローズ 私は断固やですからねっ!と言いたい所だけど・・・
イエローローズ まあ、ここまで来たら仕方あるまい。とことん付き合ってやるぞ。
ブルーローズ じゃが、その方法は?
ブラックローズ さぁ、円陣を組め!で、まだローズ・ベルトが額部に代わって張り付いたままだ、それを─────
ME(39)「降臨への序曲」
SE[光が一点に集中して行く]
ナレーター ブラックの言う通り、円陣を組むや、もう片方の手でローズベルトを額部からはずして翳すのである。
その5人のローズベルトが太陽光と炎の揺らめきに照らされた瞬間・・・・ゴーグル部に光線が輝いて、5人互いに結ばれ『光輪』が発生した。
ブラックローズ (吹いて笑う)う・・・うぷぷっっ!イエローの頭のゴーグルに反射してらぁ♪
イエローローズ (コミカミを浮かして)貴様、最期ぐらい真面目にいかんかっっ!!まあいい、号令でも何でもかけろっ!
ブラックローズ じゃあ行くぜ、『召還、コータロボ』だっ!
コータローズ5人 召還、コータロボッッ!
ME(39)「〜 降臨コータロボ」
SE[光線からコータロボ出現] ナレーター さあーーー出ました、コータロボ。出で立ちは巨大ヤワランヂャーに近いが、自分の顔を顔部に刷り込み直しているところは凄まじいものがあった。
イエローローズ (呆気に取られて)・・・なんなんだ、この『こおたろぼ』は☆
ブルーローズ ・・・格好悪すぎじゃのう☆
ブラックローズ (怒り間際に)うるせえぇ、さっさと乗込めッッ!搭乗しろッッ!
レッドローズ ・・・どうやって?
ブラックローズ (笑いながら)勿論、その尻の部分から『搭乗ビーム』が放出される仕組み。
んでもって、そのビームが照らした部分から磁場と重力を反転させて、その尻に食い込むように自動で────
ピンクローズ (目を点にして)……ホントに下品な☆
SE[磁場反転搭乗ビームが放出されて、反動で乗り込まれて行く]
ナレーター あっ、そこの読んでる人、ここのシーンで妄想しないように。間違ってもカレーを食いながらはやめてチョーダイ☆
     
SE[気が付いて] ターラ=ジドー (気が付く)・・・・ほう、やる気かっっ!!いくぞコータローズめ!
ナレーター さぁーー、最後の大詰め深爪、破壊神とコータロボの一騎打ちでありますっ!
SE[再びゴングマンが出現して、ゴングを一つほど鳴らす]

SE[炎を吐き散らす]
ターラ=ジドー (口を開いて火を吐く)グギャゴウオッッ!
     

<SCENE19・コータロボ内部>
ME(41)「最終戦開始」

SE[レバーを右手に寄せる]
ブルーローズ そりゃ、レバー旋回じゃ!

ピンクローズ あいつも馬鹿の一つ覚えみたいに炎を吐くしかないようだな。
イエローローズ ですな、剣はないのか、剣はっっ!剣で反撃しろっっ!
ブラックローズ でも生憎、剣じゃなくて拳しかねえんだわ☆
イエローローズ (驚いて)なにぃっ!?ならばそれでさっさと攻撃しろっっ!
ブルーローズ (苦笑)ホント、お主も結構乗ってるのう☆
ブラックローズ では!
SE[スイッチを上に切り替える]
     

<SCENE20・学園路一帯>
ME(41)「〜戦い、戦い、ああ暖かい」
SE[拳ミサイル3連発] ターラ=ジドー (派手に3連発激突)ぐおおおっ!?
ナレーター こ…これは凄い!拳の形をしたミサイルが1、2…3連発も飛び出して命中して苦しんでおります!
ブルーローズ 《コータロボ内部から声が響く》今じゃ、裏当て攻撃・『ウラアテンガー』!
ナレーター ……続いて行き成りの必殺技です。苦しんでいる最中に命中して…背後までボコンとコータロボの拳がめり込んでいき、何やら輝いています。
SE[ウラアテンガー攻撃の余力が背後までノメり込まれていき、威力が暴発する]
ターラ=ジドー (苦しみがって)ギュッガァアーーー!こんな奴に負けるものかーーーーー!
(といいつつ、何やら名案を浮かばせて)とうりゃっ!
SE[拳を払うや、反撃する]
ピンクローズ 《コータロボ内部から声が響く》よろっと!
ナレーター おおおーーっと?
ターラ=ジドーは、だうやらあの『裏当て』を食らってもピンピンとしていた模様で、 右手で払うや左手でパンチしました!さすがは破壊神だ!…しかし……!?
ピンクローズ 《コータロボ内部から声が響く》(睨み付けるが如く) その程度の腕力で、このコータローズのメカ・モモタロボに敵うと思ってかぁ?
おらぁ、正拳打ちの威力を受けて…(首をしめられて)び……ろ………!?
ブラックローズ 《コータロボ内部から声が響く》(怒って首を締める)コータロボだっっ!
レッドローズ 《コータロボ内部から声が響く》(苦笑して突っ込む)メカの中でまで、喧嘩しないのっっ!
ターラ=ジドー 今のうちに…さっきの分の反撃だぁぁっっ!ザッキザッキとお構いなくカマしてやるぞぉおおーーーっ!
SE[キックを構すと、コータロボは倒れ掛かる]
ナレーター おやっ、どうした事でしょう。大した攻撃でもないのに倒れました。
     

<SCENE21・コータロボのコックピット内部>
ME(42)「なんなんだかなぁ…」 ブラックローズ くっそーー、やっぱり俺の顔を刷り込んで五感まで取り付けたのはまずったかな?
SE[思わずこける] ピンク & イエロー (突っ込み)何を考えとんだっっ!
レッドローズ …つまり、聴覚が駄洒落をキャッチして弱まったのよね☆
ブラックローズ (考え込んで)やっぱ、耳を塞ぐ知能がまだ働いてないようだな。
ナレーター あのーもしもし?そんなこと言っとる間に、アチラさんが攻撃してきたらどうすんです?
レッドローズ そうよ、もうひとつの必殺の──
SE[タマキン蹴り命中] ブラックローズ 麻由美得意の『タマキン蹴り』ってか────…おぐっっ!?
SE[ボタンを押す] レッドローズ (鋭い突っ込み)……ったく☆
     

<SCENE22・学園路一帯>
SE[破壊神とコータローが思わぬタマキンの痛みのあまりに飛び跳ねている]
ナレーター (笑って)あーーっはっはっは、これは傑作傑作!
やはり破壊神も男なんですねえ、急所を思い切り食らって、ブラックローズともども飛び跳ね降ります。
ターラ=ジドー (大激怒)うぉのれええーーー!この私が、何故、破壊神と呼ばれているのかの恐ろしさを見せてやろう………!
ナレーター ああっ、これはやばいですよ、コータロボ。早く反撃を─────あっ、
     

<SCENE23・コータロボ内部>
ブルーローズ さて、トドメと行くかのう…
レッドローズ 決め技は何なの?
ブラックローズ …言うまでもない♪ヤワランヂャー光線に決まっておろう。
SE[コケる] ピンクローズ 本当に人の技パクる奴だな☆
ナレーター (急遽解説)急遽解説しよう。んなことやってる場合じゃないのに、まったく気づいている様子がなかった。
奴の攻撃を防ぐのにもまったく必要がないというのだろうか・・・・・?
コータローズ (気が付いて)え?
     

<SCENE24・学園路の一帯>
ターラ=ジドー 何も吐くのは炎だけではないのだっっ!!!
喰らえ、『駄洒落フブキーン』っっっっっっっ!!!!!!!!
ME(43)「情けない攻撃………!」
駄洒落フブキーン 『「お前何モンだっ!」、「ぼぉく、怪獣酋長ジェロニモン」…』
『「お前んとこの国、綿花作ってんだって?」、「止めんかいっっ!」』
『「おまえ本当に秋田の人かい?」、「飽きたんだもん!」』
『「このカレンダーは?」、「なかなか可憐だーよな!」』
『「豚をブッタら?」、「本当に、ブッダに似ている…」』
『「この消しゴム貸してくれる?」「イレエッ、サー!」』
『「ハンカチは?」「服で拭くからいいのだ!」』
『「麻原彰晃さん、もう洗脳は?」、「そんなことせんのう…」』
『「今、頭が鈍いんです」、「あったまろうか?」』
SE[一瞬でコータロボ凍結]
ME(44)「〜コータローズ最大のピンチ」
ナレーター あわわわ、だから言ったこっちゃなかったでしょう。完全に凍って動けなくなってしまいました。
これは大ピンチです。このまま、破壊神にやられてしまうのか、コータローズ?
SE[凄まじい足音で近づき来る] ターラ=ジドー (ドズンドズンと歩み寄って)グワァカガカガ……いかにコータロボといえども、温度差の前には壊されるしかあるまい。
まずは、地獄の炎を浴びてもらうぞぉーーー!ガグワァハバッバッバーーー…ブワァ!!??!!
SE[凍結した氷がひび割れる] ブラックローズ 《コータロボ内部から声が響く》ザーンネンでした。
このロボは私の顔をベースにしているだけに、その程度の攻撃などすぐに自然回復するのだ。
ターラ=ジドー ぬわにぃーー!?汚えきたねえ、北にねえ物は南にもねえ!
てなわけで、私の技はすでにやり尽くしたので、これにて終わらせ退散、大田胃酸・・・・・と……
ME(45)「あっけない幕切れ」
     

<SCENE25・コータロボ内部>
ブラックローズ (笑って)そーはイカのタマキンよっ!最後のトドメの技が残ってんのよ。
レッドローズ それって何よ!?
ピンクローズ (疑いつつ)また、ヤワランヂャー光線とか言うのではあるまいな?
ブルーローズ (ころころ笑って)意地汚いやっちゃのー……★
イエローローズ (息ついて)本当だな☆
ブラックローズ (突っ込む)てめーが言うなっ!ともかくな、まだ俺自体だけが使える技って言ったら、あれしかねーだろあれがっ!?
いくぜ、極端流秘奥義────……
ほかの4人 それは?(一斉に注目する)
     

<SCENE26・学園の一帯周辺>
SE[凄まじい重さの足音] ターラ=ジドー ほぉおら、逃げろや逃げろーーー………え?
コータローズ5人 《コータロボ内部から声が響く》いくぞ、極端流秘奥義・『パンティ空中三枚剥ぎ』っっ!
SE[器用に足を払って、飛び上がったところにスライディングキック2段蹴り]
SE[最後の蹴りが、着グルミ全てを剥ぐ]
ME(45)「〜気色悪い」 ナレーター (勢いあまって吐く)お・・・・・・・・おええええっっ!
な、なんとまさか、『パンティ空中三枚剥ぎ』とは・・・・・。
タラコクチビルの生徒会長が着込んでいた破壊神のハリモノを取っ払い、おえ、そこから、下着からパンツまで……おえ、剥いでしまったのです。
オエエエエエエエッッッッッ!!!
マジでその瞬間を見た私・ナレーターにはたまったものではありません………!
そしてそこへすかさず…!
     

<SCENE27・コータロボのコックピット内部>
ME(46)「勝利への序曲」 ブルーローズ じゃああれ行くかの。チャ−ジャーをONしたぞい!
SE[チャージが溜まっていく] ピンクローズ 押忍!私は、スコープで確認するであります。
ブラックローズ おーー♪溜まって来てるなーー、
レッドローズ 何の技なの?
ブルーローズ そりゃもう、わし直伝の技じゃぞい!ひょほほほ。
ブラックローズ (突っ込み)…だから弟子じゃないっつーのに………!!
ともかく行くぞ、いーかモモタコっ!?
SE[ピントが合う] ピンクローズ (ピントを合わせるのに苦労する)……もう少し待て、新堂………よぉぉし、今だーー!!
ブラックローズ 行くぜ、『発剄』!
SE[レバーを押し込む] ナレーター ブラックローズことコータローは、レバーを押し込んだ。その瞬間・…
     

<SCENE28・学園の一帯>
ターラ=ジドー な…近づいてくる?何をする気だぁーーー、あ、な、これは────(しどろもどろ)
ナレーター そう、なーにも着ていない唯のタラコクチビルの姿の前にコータロボが姿を寄せていた。そして胸へ向けて両手を押し寄せて─────発剄を発動させたっっ!
SE[巨大かつ強大な発剄が決まる] ターラ=ジドー (慌てふためいたまま発剄を喰らい、断末魔をあげる)
ギュゴォゴオォォ、ガッギュァァアゴォグウウゥ、ゴグゥゥゥ……………………!!!!!!
ナレーター このシーン最後の解説と行きましょう。
破壊神・ターラ=ジドーは、ついに着グルミをはがされて降板させられるついで、駄目押しの発剄の前に自爆するしか許されなかった・…。
さあ、続いてエピローグです!
     

<エピローグ>
ME(47)「エンディング」
SE[滝の流れる音] 鹿斗 典善 吉岡……そして、摩也よ……。 (涙流して)お前たちは一体…ワシに何せよというのじゃ…。
新堂 功太郎 (涙を浮かべて)ジジイ……。
天光寺 輝彦 (刀を肩に担いで)しかし御老人、貴方はしかして泣くほどのことでは御座らんであろう……!
渡瀬 麻由美 天光寺くんっ…!(間に割って入る)
天光寺 輝彦 何だ渡瀬。お前は新堂とくっついていれば良いだろう。エピローグなんだしなぁ。
渡瀬 麻由美 (真っ赤になって)………!
鹿斗 典善 そうじゃな…ワシが責任を取って………こうして────
新堂 功太郎 (感情任せに)ジジイーーーっ、なに言ってんだ………!
(小声で)一応は、俺の師匠なんだからよ……。
渡瀬 麻由美 (気が付いて)…コータロー………!
あら、ところであれなあに────?
ナレーター 麻由美が気が付いて指差す先には、薔薇が添えられてあった。それも、憩いの場の滝を中央にして、クルス状になるようにである。
その色は……真上に青、左手に赤、右手に白……そして、滝の真下には……
新堂 功太郎 やっぱ、青色は師匠…いや、ジジイに似合うだろ?俺の一番上の目標は、やっぱジジイさ。
で、一番下は純粋な白の俺サマってとこだ。
渡瀬 麻由美 コータロー……♪

後 百太郎 ふ、新堂よ……、団長殿のためにそこまで考えるとは────んん?
(鳩に糞を頭に落とされる)
SE[百太郎の頭に鳩の糞が…]
新堂 功太郎 (吹き出して)ぷっ、モモタコには鳩の糞の様な白が似合うってか?
後 百太郎 き、ききき………(怒って)貴様ぁーーーー!
渡瀬 麻由美 (思わず笑って)ぷっ!
ME(47)「(さらに高まって)」
ナレーター 嗚呼、これはまたまたいつの日か。
コータローズは学園のため、何かが起これば颯爽と現れる・・・・・・・・・かも知れない。
学園を守れ、5人衆。嗚呼、極端戦隊コータローズよ、どこへ行く…………!
 
 
 
〜 完結 〜






(あとがき) 〜8/8 2001・脱〜

どうも今日はです。ギャグレキスト後藤と申します。
こちらで初めてご閲覧になる方には、はじめましてとなります。
「説教部屋1」の方は読んでくれましたでしょうか。
今回WEB版ということで、コミケに間に合うように本家ヴァージョンをHTML化して掲載する事に致しました。
これは、'95、ちょうどあの某真理教がお騒がせとなった時期に書いたものでして、これを元に圧縮しました物が
「説教部屋1」に作成したものなんです。

これに関しては、あくまでもその影響された時期に、私が調べたものをかなり取り入れたものでゴッチャになっている
わけですが、それをそのまま持ってきました。 ですから、これが初の同人作品と言う事になります。
これを書いたのは、丁度、柔道編が本腰になってきた時期で、私は未だ高校三年生でした。
あの舟木和夫の名曲タイトルとかぶるわけなんですね〜〜これがまた。話が違うけど(おいおい)
で、その年の忘年会の隠し芸代わりに、この「コータローズ」を扮しちゃったのだ!
丁度、お寺住まいのために頭を反り挙げているのが友人にいたし! あの時は、ハゲなんていっちゃってご免ね、ホント。でも、話は長々しいのでやってないけどね。
この御話自体は、あくまでも、某研究の集大成と言う事で。

そんなこんなで大学行って、ネット中毒症になり(……………笑えない)、たまたま好きな作品だった
コータローのページが開通して、行き始めて…いまや、ゲスト参加って聞いた時にこの「使い古した作品」
で飛び入りしちゃって…ということなの。それまでは全く、オタッキーじゃなかったのよ?

ま、とにかくね。
こんな突然の膨大な量の作品を読んで頂いてありがとさんで御座います。
また何かのご縁が御座いましたら、お会いしましょうぜいイェイ♪

メールででも、ご感想、同人作品に関する原案の依頼(絵は不可)でも何でもお話もってきてください。お待ちしてます。





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