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第1話

 
<オープニング>
ME(1) 「神秘の知」 ナレーター その昔、この世界は苦に満ちていた。だが、これを見かねた神の子達は、神が君臨したときに バラまいた“オシャカパズル”に引き続き、“愛の財宝”を特定の人たちへ心底封じさしめたのである。そして、 その者達は地球上で言う“救世主”という形で伝わり、心に満ち、何かをとらえる力を持っていたのだ。果たして、 その人たちとは一体何者なのか。オシャカパズルとの関係は?
−−これはイタダキマンのその後の世界だ!
ME(2) 「アイキャッチ」  三方洋子 タイムボカン伝説ぴえろ魔法史学航・史大ナビカセカタマン第1話、『イタダキマン最期の時、オシャカ学園壊滅!!』。
     
<SCENE1・オシャカ学園校庭>
ME(3) 「嵐の戦闘」 イタダキマン はあ、はあ・・・っ!だありゃーっ!
SE [如意棒を受け止める] 
フェニットー くくく、疲れて来てるようだな。
フラウアー やれやれ、イタダキマンなんかやっちゃえーっ!
フェニットー それじゃ、「絶対の炎」放射だーっ!
SE[炎を吐く]
イタダキマン 危ねえ、なんてえ攻撃だ。
ドゥーイン あの攻撃をかわしたでえ。なんて脚力なんや。
フェニットー そうなんだよなー。あの逃げ足だけがくせものなのよ、もう。
イタダキマン それでは、今の間に二段変身だ、ミュージック!
ME(4) 「巨大化」
SE[何処からかプロテクターが飛んでくる]
フラウアー 変身させないわよ。サイキッククロー発射!
SE[サイキッククロー発射]
SE[プロテクタをはじく]
イタダキマン しまった、プロテクターが…
フェニットー 今田浩司…、もとい今だ。「液体窒素弾」発射ですよ。
SE[頭上で爆発して降り掛かる]
SE[次第に凍り出す]
イタダキマン うわぁっ!な、何だこれは。体が凍って…
フラウアー うわーい!これでもう動けまーいっ
ドゥーイン 403話の分をはらさせてもらうでー。どりゃーっ!
SE[体当たり]
イタダキマン ぐばぁっっ!
ME(5) 「大ピンチ」  フラウアー 私達の恨みはこんなものじゃすまさないわよ…。龍神王メカ・バハムートの 尻尾攻撃は凄いわよ。
SE[尾ではたき始める]
イタダキマン (はたき飛ばされて痛がりながら)く、くそっ!体が動けば…っあだっ!
ナレーター 急遽解説しよう。今イタダキマンの戦っているのは正体不明の三悪・インフィニトゥーである。 当然、フェニットーは毎度おなじみのやせ細ったメカニックマンで寒いギャグを飛ばす役、そして天下無敵の破壊力自慢 で大フライ…もとい大食らいのレスラーことドゥーイン、最後を占めるのは当然、その二人を従うプロポーションの斬れた 女ボス・フラウアーである。
その三悪が、突如オシャカ学園に現れ、“愛の宝”を狙ってある人物を探すように生徒を無差別攻撃し始めたのだ。 そこで善戦しているわけなのだが…液体窒素で凝らされて動きを封じられ大ピンチに陥ってしまう。
ドゥーイン もう手も足も頭も出ないようですねん。
フェニットー それでは今回のトドメポイント発令だー!
SE[ヤマタノオロカブ出現]
SE[頭1がトドメマンに変化]
トドメマン トドの目、舞いますー。
SE[こけ回る] フラウアー ギャロロロッ
フェニットー 「絶対の炎」最大放射
SE[絶対の炎が近づいてくる]
SE[無敵の汽笛]
ナレーター その時、汽笛のような音が聞こえてきた。一体どこから聞こえ来るのか… 分からないが、徐々に大きくなっているのは両者とも気付いていた。
ドゥーイン な、何が起こるでまんねん。
フラウアー まさか噂の新ヒーロー?手を組まれたらやばいわよ、フェニットー。
フェニットー ではサイキッククローをトリプルでアッタクッタ。
SE[サイキッククロー3連発]
SE[三つともイタダキマンの心臓へささる]
イタダキマン (叫びあげる)ぐぎゃああああーーーっ!
 
<SCENE2・タイムクルーザー内>
三方洋子 MAI、MASA。もうすぐ時の海を抜けるわ。マジカルアンカーをたたむわよ。
ME(6) 「ナビカセ変身」
流離野MASA それじゃMAI、変身だ、行くぞ!ア・オ・ヤラ・マ・キデ・シャ・グル
SE[ハートブロム出現]
SE[ハートブロムを手に取る]
影津野MAI パラリン・リリカル・パラポラ・マジカルアンカー、ポンプル・ラブリン・ドリミンパ!
流離野MASA クレヨンパステル・ワーズオン!
SE[眩い光に包まれる]
SE[変身完了]
三方洋子 スクランブル緊急プログラム「銀河神風カイシンガー」起動!
 
<SCENE3・オシャカ学園校庭>
ME(7) 「緊張の一瞬」 イタダキマン ぐっ、この・・・!おまえらは一体何者なんだ・・・?
フラウアー あらやだ、さっきの解説を聞いてなかったのね。でも2度と会う様な事は ないんだからね。・・・って、・・・?
SE[汽笛の走る音]
フェニットー なんでしょうね、この音。
ドゥーイン もしかして。
フラウアー その通りよ。
インフィニトゥー 来たぁーー−−っ
フェニットー 「―の海」なんちゃって
SE[こけ回る] ドゥーイン&フラウアー ギャロロロッ
ME(8) 「銀河神風カイシンガー」 ナレーター そう。先ほどのSCENE2に突如登場したもう一つの三人組だ。
そして今、影津野MAIと流離野MASAが変身を 遂げて、我々ボカンファンの前に謎の三悪と同時期に現れようとしていたのだ。
片方はどこかで聞いたような名前だが・・・
三方洋子 MAI、MASA。目的地よ。
影津野MAI よし、行くわよ。
流離野MASA オキドキー!
SE[飛び降りて校庭に着地]
ME(8) 「〜史大ナビカセカタマン」 ナビカセカタマン1号 悪病吹くのか敵傾くのか、見方一千・悪も一千・以下にせぬ!
魔法を帆に受け歴史燦然と駆け巡る史大ナビカセカタマン
ここへいざ、降り立とう
ナビカセカタマン2号 そして以下同文愛とヴォーカルのマジシャン・ナビカセカタマン2号同じく降り立とう!!
ナビカセカタマン GOD-WIND!!
ME(8) 「〜ポーズが決まる」
フラウアー なんだいなんだい、あんた達。
フェニットー (舌が回らない)史大ナビガ、ナミガダ、バビガゼンダ・・・、たっ、じだガンダ!
ドゥーイン 史大ナビカセカタマンやろー?
フラウアー そうそう、そのあんた達ジャマしないでよ。
SE[ガスが切れる] フェニットー よーし、こうなったらこいつら毎倒してやるぞー!「絶対の炎」威力範囲拡大・・・あらぁっ!
フラウアー どうしたのさ。ひょっとして、ガスが切れたとか・・・?
フェニットー そのよーです、ハイ。
SE[ヤマタノオロカブ出現]
ヤマタノオロカブ オーロッカ、ブォーーッ!
SE[炎を吐く]
フラウアー まだあるじゃないのさ・・・
ドゥーイン デスネン・・・
インフィニトゥー ガタッ!
SE[三人とも倒れる]
ナビカセカタマン1号 さあ、早く法子ちゃんの元へ。
SE[駆け出す]
<SCENE4・教室内>
ME(9) 「ひとときの幸せ」 三蔵法子 ねえ、八ツ男くん。この状況は一体何なのかしら。
猪尾八ツ男 そう言われてもなあ・・・
サーゴ浄 校長先生の最後のお告げにしても変だったし、それに、その後倒れてなくなられた点が気になるなあ…
猪尾八ツ男 この位しか…
三蔵法子 どことなく、あの浪人トリオにそっくりなんだけど・・・なんでこんなか弱い私を狙うのかしら。
サーゴ浄 何か覚えないの?あいつらを以前に張っ倒したことがあるとかさ。
三蔵法子 ある訳ないでしょ、そんな事。
カンノ先生 今はイタダキマンが善戦しているようだけど、あの言葉が気になるのよねえ。
たてまえトリオ 「わたらぬ歴史に隠された愛の財宝を求まぬとき、イタダキマンは倒されるであろう」
サーゴ浄 か。もしかして、同じ校長の言葉と関係有るのかもな。
猪尾八ツ男 「オシャカパズルが全て地球儀に収まるとき、地球がひっくり返るほどの大発見がなされるであろう」 とか言うやつだよね。シリーズ終了したのが兆度'83年9/30だったから…
ME(10) 「インフィニトゥー襲来」 フラウアー そこまで分かってるんなら話は無用よ。
ドゥーイン そやそや。痛い目見る前に“愛の宝”を渡さんとな。
サーゴ浄 なっ、何なんだおまえらは。
フラウアー 何だっていいじゃないの。渡す気がないなら奪ってやるまでよ。行くよ、ドゥーイン。
ME(10) 「闇の戦い」 ドゥーイン はいでんな、うりゃああ―っ!
SE[すさまじい空圧]
SE[壁に叩きつけられる]
浄&八ツ男 うわあっっ……
ナレーター スクランブル解説だ。ドゥーインが一瞬腕を振りまわしただけで、その間で一気に 吹き飛ばされ叩きつけられたのだ。恐るべき威力だ、ドゥーイン。
三蔵法子 (かすれ声で裏返る)い、いやあぁぁ……っ!
フェニットー ホント、隙を突いて先回りしておいて正解でしたね―、フラウアー様。さっ、早く “愛の宝”を抽出しちゃいましょう。
フラウアー オキドキ!
SE[オモンキが姿を現す]
SE[魔法のシンバルをたたき始める]
ME(11) 「悪夢に変わる」 ナレーター その時、たてまえトリオのペットであるオモンキがどこからともなく現れ 魔法のシンバルをたたき始めた。そして波長が空へ向かって発信されたが、一向にイタダキマンの姿は 現れようとしなかった。まさか本当に彼らインフィニトゥーにやられて2度と姿を現せなくなって しまうとは。たてまえトリオの大ピンチ、そして緊張の一瞬が迫る。
カンノ先生 そ…そんな、まさか…
SE[愛の宝を抽出している] 三蔵法子 (苦しんで)あ…あああ、はぁ……っ!
SE[ハウリングオーラ] フェニットー ふふふ、もう少しで抽出完了です。ふふふ、くくく…く、しび、しび、しびびびびびびび、 か、体がしびれるですよ。
フラウアー 何遊んでるんだい。早く抽出しなきゃいびきマンとか言う奴が来ちゃうと言うのに…って、 誰だい、あんた達!
ME(12) 「ナビカセカタマン登場」 ナビカセカタマン2号 同じ相手に同じ決め台詞を
ナビカセカタマン1号 言ってたまるか、すかさずそこで
ナビカセカタマン 再臨!史大ナビカセカタマン
SE[ポーズが決まる]
SE[こけ回る] インフィニトゥー ギャロロロッ
フェニットー 何てやってられませんよ。こうなったら龍神王メカ・バハムートへ戻って一気に たたき伏せてやりましょうヤンバルクイナ。では・・・
SE[コントローラーを作動] ナレーター フェニットーはどこからともなくリモコンを取り出し、ポンポン適当にキー入力した。 すると、どこからともなく先ほどまで乗っていた龍神王メカ・バハムートが校舎の教室横へ着陸した。
ドゥーイン では、搭乗―。
フェニットー&フラウアー オキドキ―!
SE[光に導かれ搭乗していく]
ナビカセカタマン1号 あっ、逃がさないわよ。ヴィヴォラツォーネ・キャノンッ
SE[ヴィヴォラツォーネキャノン] ナレーター ナビカセカタマン1号は、逃がすまいとばかりに科学兵器を凝らしたボディスーツを着こなし ていたその腕をクロスさせ、バハムートに向け念をこめて唱え、波動を震わし送りつけた。 すると、あっと見る間に龍神王の触覚が折れてしまった。
カンノ先生 な、何て威力なの?
サーゴ浄 明らかに、イタダキマンのより上を行く威力だ。
     
<SCENE5・バハムートのコックピット>
フラウアー あたたた、何て威力なんだい。
フェニットー このままでは、ボディまで壊されてしまうでー。
ドゥーイン あっ、わ、ワイの台詞でんがな。それ。
ME(13) 「インフィニトゥーの猛攻」 フェニットー どーだっていいじゃないの。さっきも食らって分かったんですが・・・奴らはかなり常識外の能力 のようです。早いとこ潰しましょ。それっサイキッククロー全攻撃ぃ!
SE[サイキッククロー全弾を放つ]
     
<SCENE6・宋明学園屋上>
ナレーター フェニットーがイタダキマンに止めを刺したサイキッククローを全て、史大ナビカセカタマン2人 めがけて乱射しまくった。だが、その全てを・・・
ナビカセカタマン2号 スクロール・ウェイブ!
ナレーター そう、一階の教室の窓の桟から2人は、屋上へ脚力で先に飛び移っていたのだ。その位置から 矢の如きオーラを光り輝かせ、一瞬にして弓のように放った。これをスクロールウェイヴと言う。その間2,3秒の 出来事であった。その後、なんと瞬く間にめがけて放っていたサイキッククローが校舎前の地べたに無効化されて 落ちていった。
SE[スクロールウェイブ] ナビカセカタマン2号 いきなり間髪入れず容赦なく撃ちやがって。宇宙恐竜ゼットンかおまえは。
 
<SCENE7・バハムートのコックピット>
SE[ヤマタノオロカブ登場]
SE[頭2がオシイ星人にかわる]
オシイ星人 オシイオシイオシイオシイナーモウチョットィー
SE[こけ回る]
インフィニトゥー ギャロロロッ
フラウアー どうするんだい、フェニットー。全弾使っちゃったじゃないか。
フェニットー ちくしょー、こうなったら・・・
フラウアー&ドゥーイン こうなったら?
フェニットー イタダキマンのときのように凍らせてしまい、今度は体当たりしてしまえばいいんですよ。 あいにく、これが本体だと思ったら大間違い。本当は・・・緊急スイッチフェニッとな。
SE[頭が八つに変わり始める]
ME(14) 「不吉な前兆」
   
<SCENE8・宋明学園屋上>
ナビカセカタマン1号 うそっ。頭が割れて…。
SE[階段を上って最上階に来る]
サーゴ浄 あれは…まさか、ヤマタノオロチ!?
猪尾八ツ男 こっちを向いて…飛んでくるぞ。
ナビカセカタマン2号 あらかた打ち終わっているから、恐らく体当たりしてくる気だな。おまえ達どいててく・・・
ナレーター 2号がしゃべり終わる前に一気に空を飛んで、八本の頭を自由自在に振りまわして来た。
ナビカセカタマン2号 うわっ!
SE[次々に降りまわす。しばらく続く。] ナビカセカタマン1号 あっ、ちょ、ちょっとMASA。
ナビカセカタマン2号 こ、こらっ。こういう時に引っ付くな。
ナビカセカタマン1号 別にそう言うわけじゃ・・・きゃっ!
SE[1号と2号が引っ付く]
     
<SCENE8・バハムート内コックピット>
フェニットー 今田孝司・・・じゃなくて今ですよ。液体窒素弾発射ーっ!
SE[ヤマタノオロカブ出現]
SE[頭全部がドレミファオタマに変化]
SE[ドレミファオタマ] ドレミファオタマ ドレミファソラヤレドシテモヤラレル〜〜〜
SE[こけまわる] フラウアー ギャロロロッ!
SE[液体窒素弾発射]
     
<SCENE9・オシャカ学園庭園>
ナビカセカタマン し、しまった。
ME(15) 「大ピンチ」 ナレーター なんと、ついにあまりの複数の攻撃の上から液体窒素弾を浴びてしまったナビカセカタマンの2人。このままどうなるのか。 だが、その時・・・
SE[銀河神風カイシンガーが飛び立つ] ナビカセカタマン1号 あっ、みてMASA。カイシンガーが動き出したわよ。
ナビカセカタマン でも動けないんだけどさ・・・、あっそうか!
SE[分析プログラム開始] カイシンガー 彼ら2人の状態チェック。エラー番号005、全体的な凍傷で動けない模様。ナンバー441放射します。
SE[ナンバー441波動門解放。放射開始。]
     
<SCENE10・バハムート内コックピット> ドゥーイン フェニ、あれ見てみいや。ついに同士討ちを始めるみたいでっせ。
フェニットー あっ、ホントだ。このまま両者とも・・・
フラウアー でも、なんで向かい合っているのかしらねえ・・・?
ナレーター 余りに馬鹿な彼らに代わってお答えしよう。実はあれは、先ほどのカイシンガーの言う通りナビカセカタマンの 状態を回復させようとしていたのだ。その辺のコンピューターヴォイスを聞き逃していたため、回復しようとしていた事に気がついていない のだ。つまり、ナンバー441ビームとは回復機能を備えていたのであり、今それが放たれようとしたが・・・?
     
<SCENE11・オシャカ学園庭園>
SE[ナンバー441ビーム放射開始]
SE[次第に回復していく] ナビカセカタマン1号 やった、助かったわ。
ナビカセカタマン2号 そして、ついでに巨大化だ。
ME(16) 「巨大化開始」 ナレーター 突如理由も無く、ビームを浴びながらも巨大化していった。・・・というよりもむしろ、ナンバー441ビームを浴びると同時に 膨張しているように見えるのだが・・・?
ナビカセカタマン1号 その通りよ。今よ、ア・オ・ヤラ・マ・キデ・シャ・グ・ル!
ナビカセカタマン2号 巨大化転身!
ME(16) 「〜巨大化終了」 猪尾八ツ男 な、なんて大きさなんだ?
サーゴ浄 イタダキマンよりも大きいように見えるが・・・
ナレーター ソウ・トゥ・オブ・アス!彼ら二人も掛け声ではなく呪文を唱える事によって巨大化変身が出来るのだ。
ME(17) 「反撃開始」 ナビカセカタマン1号 いくわよ、MASA。
ナビカセカタマン2号 オキ!
     
<SCENE12・バハムート内コックピット>
SE[ナビカセカタマン二人が向かってくる] フラウアー わ、わ!二人とも蹴り飛んでこっちへ来るよ。
フェニットー わわ、どうしましょ。
ドゥーイン 避けまひょ。ドゥワっとな。
ナレーター インフィトゥーは間一髪、彼ら二人の攻撃をかわした。だが・・・
     
<SCENE13・オシャカ学園庭園> ナビカセカタマン1号 ワイズ・スタッフ!
ナレーター こう叫ぶと、呪文のごとくなにやら杖のようなものがインフィニトゥーのの乗るバハムートの頭上に現れるや否や それが虹に変化した。そして、強大なタイフーンのごとき竜巻がバハムートを襲った。
ナビカセカタマン1号 MASA、一気に止めを刺すわよ。
ナビカセカタマン2号 そうだな、いっちょあれ行くか。よーし・・・
ナビカセカタマン ローディバインド・ウィンドー!!
ナレーター ナビカセカタマンの二人は、お互いに向き合って両手の気を同調させるようにくっつけると同時、そのタイフーンめがけて 呪文を投げかけた。すると・・・
     
<SCENE14・バハムート内コックピット>
フェニットー わわわわわ、目が回りますよ。フラウアー様〜〜〜。
フラウアー ちょ、ちょっと、何が起こってるというの・・・よ・・・クラクラクララクラ
ドゥーイン ワイはこの程度の事じゃ・・・って、あああーっ!
フェニットー どうしたんでありましょうーかー?もう目が回って何が何だか・・・。
ドゥーイン 回避、回避スイッチは・・・。
ナレーター ・・・その頃三人とも目眩や衝撃で混乱していた。ドゥーインただ一人が避けようとばかりにスイッチを探すが・・・
     
<SCENE15・オシャカ学園庭園>
SE[大爆発を起こす]
SE[バハムートが砕け散る]
SE[どくろ曇発生]
ナレーター 大爆発を起こしてバハムートはスクラップとなってしまった。・・・が、そこにインフィニトゥーの姿はなかった。コックピット部 だけが爆風で遮られて残ったものの、その風に飛ばされて何処ぞと消えてしまったのだ。
ナビカセカタマン2号 ・・・それで、肝心の「愛の宝」は?
ナビカセカタマン1号 ・・・そういえば、忘れてた。
サーゴ浄 おーい、ナビカセカタマーン!
猪尾八ツ男 法子ちゃんがもとにもどってないよ〜。
ナビカセカタマン1号 どど、どうしよう。
ナビカセカタマン2号 あせらない、あせらない。どうせ、まだ少しは痙攣が続くだけだ。命は身体に以上はないはず。
     
<SCENE16・オシャカ学園保健室>
ME(18) 「事件解決?」 ナレーター こうして、彼ら二人は元の姿に戻ると、事情を説明して、保健室のベッドに寝かせた。まわりには、当然ながら 野次馬がいっぱいいた事は言うまでもない。
サーゴ浄 ・・・そうか、そんなことか。でも、奴等のたくらみとはいったいなんなのか。
カンノ先生 やっぱり「愛の宝」がかんけいしてたのね・・・。
猪尾八ツ男 どういうこと。
カンノ先生 ええ、実は・・・
SE[崩れかけてくる] ナレーター そのとき、壁に亀裂が入ったかと思うと、いきなり崩れかけてきた。
サーゴ浄 そうか・・・、ここで派手に戦ったものなー。
ナレーター サーゴ浄ほか、野次馬やカンノ先生迄もが流離野MASAと影角MAIの二人を見上げる。
流離野MASA な、何でこっちを見るんだよ・・・。
影角MAI MASA、そりゃこっちにも責任が有るわよ。それじゃこうしましょう。私達の通ってる学園は、常にあらゆる時代から 猛者的な生徒を集めているの。だから、うちの学園に移らない?費用は全く要らないわ。
ナレーター こうして一通り話はまとまった。次回から、舞台はオシャカ学園から私立・宋明学園に移るぞ。はたして、 史大ナビカセカタマン とはいったい何者なのか。そして、愛の宝とは?混迷を呼ぶ第2話をお楽しみに。





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